「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
病院で、一度会っただけなのに
震災の支援団体を教えてくれた
シュウままさんは、あぷりが病気
の時にお世話になった大恩人です。
シュウままさんとは、病院で一度
会っただけなのに、その後のあぷりの
様子をいつも心にかけてくれていました。
その上、同じ病院に通うシュウままさん
のお友達のKさんからも、
親身なメールが度々届くことに。
Kさんにいたっては、一度もお目に
かかったことさえないのにです。
こんなにも知らない人の、会ったことも
ないうさぎの心配をしてくださる方々に
私は感謝という言葉では表しきれない
思いを抱いたものです。
「土」を送ってくれたシュウままさん
あぷりが病気の時に、シュウままさん
に「土を送って」とお願いしたことが
ありました。
入退院を何度か繰り返したあぷりの
何度目かの退院時に、先生からこんな
ことを試してみてください、と教えて
いただいたことがありました。
その一つが、家の中の一カ所に
土を置く、ということでした。
適当な土を探しまわったのですが
私の歩ける範囲のお店では
土は売っていません。
シュウままさんはホームセンターに
お勤めなので「いつでも言ってね」
と言ってくれていたのですが
これ以上迷惑はかけられません。
でも、結局お願いするしかありませんでした。
快く請け合ってくれたシュウままさんは
すぐに土を送ってくれました。
わざわざ買いに行ってくれたんだよね
感謝感謝でしたが、実はその時は
気づかずに、なんと1年以上も
経ってからわかったのです。
送ってくれた土の袋は、シュウままさん
がお勤めをするお店のものではありま
せんでした。
お願いの電話をした翌日か翌々日に
お仕事に行った時に、シュウままさん
は送ってくれるものだと、勝手に私は
思い込んでいたのです。
しかしそうではなく、シュウままさんは
その日に、お勤め先ではないホーム
センターにバスで行き、送ってくれた
のでしょう。
お仕事のついでに、ではなかったのです。
わざわざ買いに行き、送ってくれたのです。
シュウままさんは、その土の代金も
送料も受け取ってはくれませんでした。
もう2年以上経つのに、申し訳ない
ことに、私は何のお礼も出来ていません。
シュウままさんの心を体に入れたあぷり
土だけではありません、食べられない
あぷりのために、おうちの有機野菜や
野原でとってきてくれた葛の葉等を
たびたび送ってもくれました。
あぷりはそれらを、ほとんど食べられ
なかったのですが、私がおいしく
頂いてしまいました。
それでもなぜか、あぷりが最後に病院から
うちに帰ってきた時だけは、シュウままさん
から届いていたキャベツを食べました。
今にして思えば、シュウままさんの
優しい心を、最後にあぷりは体の中に
大切に入れたのだと思います。
何事に対しても「丁寧に生きている」
シュウままさんは私の誇るべきお友達です。