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「草加せんべい」のザラメ
田村米菓の「草加せんべい」です。
実は前から思っていたのですが、「草加せんべい」の
「草加」とというのは地名ですよね。
でも草加で作ったものでないものにも「草加せんべい」
という名前がついていることがよくあります。
何故なんでしょう?
「草加せんべい」の由来とされているお話
「草加せんべい」の由来について、草加市の観光マップなどにも
でている「草加せんべいを作ったおせんさんのお話」
というのはこんな話。
草加が日光街道の宿場町として賑わっていた頃
おせんさんという女性が茶店でお団子を商っていました。
時にはお団子が売れ残ってしまうこともありました。
おせんさんは、そのお団子をどうにか出来ないものかと
思案していたのです。
そこへ通りがかったお侍さんが、
「お団子を平につぶしてから干して焼くといい」
というアイデアを教えてくれました。
おせんさんは早速、お侍さんのいう通りに試してみました。
するとたちまち、そのおせんべいは人々の人気に……。
それが「草加せんべい」だったというもの。
実際は……
ふーん、と頷きそうなこのお話は
実は,昭和になってから作られたお話だそうです。
本当は……、
お米どころだった草加では、お米を加工して保存食としていました。
それがこのおせんべいです。
江戸時代に草加宿ができたので、それを「草加せんべい」として
売り出したというのが実際のところだそうです。
「本場の本物」の認定
最初の頃の「草加せんべい」は、生地に塩を練り込んだおせんべい
だったそうですが、後にお醤油を塗って焼くようになりました。
こんなふうに「草加せんべい」は人気のおせんべいになりましたが
そうなるとあちらでもこちらでも、「草加せんべい」の名前で
おせんべいが売られるようになってきたのです。
そこで2007年2月、農林水産省の管轄する(財)食品産業センター
から「草加せんべい」は「本場の本物」の認定を受けました。
「草加せんべい」の基準
製造地 草加・八潮・川口・越谷・鳩ケ谷で製造していること
(ただし、これは認定当時のことで、現在、鳩ヶ谷市は
2011年10月11日に川口市と合併しています)
材料 関東近県で収穫された良質のうるち米で作られている
製造 最低10年の経験を持つ職人が製造を管理している
焼き方 押し瓦での型焼き又は押し瓦方式を取り入れた堅焼き
(草加市HP)
とここで、今日の「草加せんべい」の写真なのですが
厚みが分かるように、半分に折って写真を撮ったのですが
これですと、食べかけの写真みたいになっちゃいましたね(汗)。