引っ越しに連れてきた食器たち

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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食器棚「2」→「0」

昨年、ちっちゃなちっちゃな部屋に越してきました。
もちろん、それまで暮らしていた部屋もそれほど広くは
ありませんが、今度は本当に小さいワンルームです。

 

ですから、今まで集めた食器類は泣く泣く処分しました。
今まではキッチンに食器棚が2つあったのですが
今は食器棚は0、食器棚はありません。

 

キッチンの引き出し等に、ちょこちょこ収納です。
キッチンは独立したものではなくワンルームに
備え付けられ、一瞬で部屋の中の配置が見えて
しまうという、何ともわかりやすい部屋。

 

シンクにコンロ、調理台の幅は、わずか一間に過ぎず
そのシンク等の上下に、僅かな収納スペースが
あるというのが、私のキッチンの全てです。

 

 

 

 

最初は、まるで学生時代に戻ったみたいと
思ったものですが、でも学生時代よりは
まだましかもしれませんね。

 

学生時代は、今のキッチンの半分の半間幅
(約90センチメートル)しかありませんでしたから。
半間のキッチンって、本当に狭いんですよ。

 

 

 

 

 

好きな食器を泣く泣く処分

私はローゼンタール〈魔笛〉のショップをして
いるくらいですので、器がとっても好きです。
少しずつですが気に入ったものを集めていました。

 

アンティックの古伊万里や漆器、ウェッジウッドなどの
セットを、限られた予算の中ではありますが、私なりに
厳選して集めたもので当然、超お気に入りの品です。

 

ではあったのですが、今回の引っ越しでは
ほとんどものは持ってくることができませんでした。

 

 

 

 

以前、このブログで書いたことのある、日本のメーカー
のものでありながら海外輸出用だという、プレーンな
ホワイト地に、極細いプラチナのラインがあるセット。
これも未使用のまま全て人に譲ってしまいました。

 

飽きてしまったからではなく、今でも大好きです。
でも単に「好き」というレベルで家においておいたら、
食器棚どころか家中が食器で埋まってしまいますからね。

 

やはり「どうにもこうにも好き(?)」というレベルで
なければ、引っ越しに持ってくることができません。

 

よ〜く、よ〜く考えて、本当に良いものだけを
家に入れることしましょう、という
「単に好きで買うことの禁止」令を発令したりして。

 

 

 

 

 

本当に好きなものだけを

ローゼンタール〈魔笛〉の食器は、1993年に
出会って買ったことは以前書きましたね。

 

それから20年の歳月が流れましたが、その間
そして現在もなお、私は〈魔笛)に飽きた
という感情を抱いたことがありません。

 

〈魔笛〉は個性的な器であり、個性的なもの
というのはパッと見た目はよくとも、時間とともに
少々飽きてくるということもあることです。

 

ですがローゼンタールの〈魔笛〉は飽きる
どころか、見るたびに心の底から「いいなあ」
という思いが湧き出してきます。

 

ローゼンタール〈魔笛〉を、これから少しずつ
増やしていきたいと思っています。

 

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落としても絶対に割れない食器(!)

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glass_side2-300x201                   (写真)/「工芸日々」)

 

昨日、食器を割ってしまいました。
ローゼンタールの〈 魔笛 〉ではありませんでしたが。

 

私は食器を割らないように注意しようと
いつも思いますが、形あるものはいつかは壊れる、
とも思っていますのでそんなには気にしません。

 

飛び散った破片の回収の方が、ずっと気になります。
もちろん何らかの理由で二度と手に入らないもので
あったらちょっとは残念がるかもしれませんが。

 

この感覚は「モノを大切にしないで粗末に扱う」
ということとは違うと自分では思っています。

 

大切だからといってしまい込んでいるよりは、
例え割ってしまうことがあっても、頻繁に使ったほうが
自分も楽しいし、食器自身も喜ぶ(?)のでは
ないかなぁ、などと勝手に想像して。

 

良いものだからと棚の上の方で冬眠させてしまうより
良い食器こそ、手の届く所に置いて
常に親しんでいるほうが絶対にいい。

 

万が一、壊れてしまったとしても、普通の家庭には
国宝級のものがあるわけでもないでしょう?
切腹する必要もありませんしね。

 

 

sglass_bottom_2-300x201        金で繕ったガラス器(写真/「工芸日々」)

 

 

以前友達に聞いたのですが、プラスチィックでもなく
見た目は、ごく普通の陶器なのですが、頑丈で
割れない食器を買ったことがあるそうです。

 

レジで精算する時に、係の女性が、
「この食器は丈夫なのよ。落としても割れないの。」
と、実際にバッシンと床に投げたといいます!

 

アメリカでのことです。
私はその話を聞いて「ええ~っ」と驚きながら
内心思いました。

 

もし、そういいながら見事に割れちゃったら、
彼女はどんな顔をしたのかな、と意地悪なことをね。
ぐふふっ。

 

もちろん、その食器は割れなかったそうですが。
何で出来ているんでしょうね。

 

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花柄はお好き?

「あぷりのお茶会」へようこそ!

 

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可愛い色鮮やかな小花が散ったティーカップ、
あるいは一つのお花をじっくりと描き込んだ
コーヒーカップなど、食器にはお花の模様が多いですね
(食器に限りませんけど)。

 

愛らしくて、誰にも好まれる柄ですものね。
そんな風に、よくある花柄食器ではありますが
私は今まで、花模様の食器は買ったことがありません。

 

「見かけによらず」か、「見かけ通り」かは、
皆様のご判断にお任せしますが。。。

 

一つだけ、ロイヤルコペンハーゲンの
ブルーフルーテッドを持っています。

 

これは花柄といえば花柄ですが、ご存知のように藍一色で、
お花だけを描いたものでもありませんしね。

 

自分で一番最初に買った食器は、大学生の時でした。
入学して3ヶ月ほどたった頃、自宅から大学まで
通うことは、私には無理とだ気づいたからです。

 

もっとも、うちよりもっと大学から遠い人
が平気で通学してはいましたが……。

 

私には体力的に、自宅から通学は無理だと考えて,
一人暮らしをすることになりました。

 

そのために、食器を揃えたのです。
もちろん、ブランドものではありません!

 

暗いというか濁ったベージュ地に、濃い藍色の縁取りがある、
とても二十歳前の女の子が買うものとは思えないような代物。

 

今考えますと本当に地味な、渋すぎる、
あり得ない選択でした。

 

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