トマトって、食虫植物だったんだって!

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140311tomato

 

 

トマトは食虫植物だけど…… 

「♪ トマトって かわいい名前だね
したから読んでも トマト 上から読んでも トマト ♬」

 

というほど可愛いトマトちゃんが
まあ、なんとしたことでしょう……、
食虫植物だったんですって!

 

ということがロンドンのKew and Queen Mary大学ロンドンの
植物学の権威である、マーク・チェーズ教授の
研究によってわかったのだそうです。

 

なぜトマトがムシを捕まえるかという理由は
もちろん、昆虫を捕まえて栄養分を吸い取るため。

 

 

shokutyushokubutu           食虫植物「ハエトリ草」

 

 

 

トマトだけでなく、ジャガイモ、キャベツも

今回の研究によりますと

 

植物の一部は、茎の部分にある粘液のついた毛で
ムシをつけておいてじっと死ぬのを待ち
ムシが死んでからその栄養分を根から吸い取る

 

というメカニズムがあることがわかったのだそうです。

 

これはトマトだけのことではなくて、ジャガイモ、
キャベツなどのナズナ種、ナス科ベチュニア種、
観賞タバコ種などの数百種類でもみられるそうですよ。

 

 

mousengoke     食虫植物「モウセンゴケ」(写真/「Wikipedia」

 

 

 

生きるための戦略 

すごい、となにか恐ろしげな話にも感じますが
考えてみれば自分を守るためという、いわば当たり前のこと。

 

それどころかある意味、賢いともいえますよね。
植物は動けませんから。

 

それなのに、トマトが食虫植物だったという事実を伝える
多くの記事にはこの写真が使われているのです。

 

「悪者トマト」的なトマトの写真が……。
ちょっと、かわいそうだよね。

 

 

648fb50d           (写真/「カラバイア」

 

 

 

この発見により食虫植物の数が2倍以上に

芽を出した場所が、栄養分のない荒れた土地であった場合
自分でそれを探しにいくわけには行きませんので
来たムシを最大限に利用するというわけです。

 

今回の発見により、食虫植物といわれる植物の数が
今までの2倍以上に増えたそうです。

 

そしてこの研究の後に、茎だけではなく葉っぱにも
ムシを殺すためのメカニズムがあることが
京都大学の研究によってわかりました。

 

 

kyoutodaigakuseitaigakukenkyusenta            京都大学生態研究センター

 

 

 

トマトが放出する香り

京都大学の高林純示教授らの京都大学生態研究センターと
山口大学の研究チームによるものです。

 

その研究によりますと、トマトが放出する香りの成分のなかには
ムシにとって有害な物質が含まれているということです。

 

その有害物質を、あたり一面に放出することにより
香りの届く範囲にいる虫を一網打尽に死亡させてしまうのだそう。

 

蛾などの幼虫に葉っぱを食べられた植物は
色々な香り成分を発することがわかっています。

 

この香りが届く範囲にある同じ植物は、その香り成分により
自己防衛力を高めることが、今までもわかっていました。
ですがその仕組みは解明されていませんでした。

 

 

AS20140428004429_commL         イラスト(「朝日新聞 DIGITAL」

 

 

 

有害な香り成分を体内で作るトマト

今回、京都大学の高林純示教授らは
蛾の幼虫にトマトの葉っぱを食べさせました。

 

するとトマトの中で、葉っぱの細胞が壊れた時に放出される香り成分に
糖がくっついた物質だけが増えていました。

 

この物質には、蛾の幼虫の生存率を、2割以上
さげる働きがある毒だということがわかりました。

 

その毒の原料となる香り成分は、外部から取り込んで
トマトの体内で糖をつけ、作っていることもわかったのです。

 

このような仕組みは、トマトに限らずに、イネ、ナス、キュウリ
などでも同じだとみられているそう。

 

高林教授は、この仕組みに関して

「あらかじめ毒を作っておかない省エネの防御を採用したのだろう」

と説明しているそうです。

 

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