白砂糖がもたらす害 「脳には糖分が必要」は都市伝説

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お砂糖は体に「良い」?、「悪い」?

前回は、甜菜糖は体に良いか否かということを考えてみましたが
それ以前の問題として、そもそも白砂糖(上白糖)はどうなのでしょう?

 

白砂糖は悪魔の粉、諸悪の根源とでもいうような勢いで否定する人も
いる一方、脳の唯一の栄養はブドウ糖なのだから必要なものだとする
記事もありというように、お砂糖論争は随分前からありました。

 

10年以上前でしたか、選挙前になると俳優の小泉孝太郎の
製糖工業会の「砂糖消費拡大推進事業」のCMがTVで流れ
駅にはポスターが貼られていたことがありました。

 

 

160411tensaito             甜菜から作った甜菜糖

 

 

 

「お砂糖“真”時代協議会」作の問題CM

小泉という名前とポスターの作りから一瞬、選挙のボスターかと
見紛うばかりなのですが、これはれっきとしたお砂糖のCM。

 

1990年代に流れていたのですが、ほんの2年ほど前にも
放映され、これはかなり問題になったCMだということです。

 

そのCMは
   「脳の唯一のエネルギーはブドウ糖
         ↓
   「脳はブドウ糖をためておくことができない」
         ↓
   「お砂糖はブドウ糖と果糖で出来ている」
         ↓
     「お砂糖を摂ろう」

 

という流れで、これは「お砂糖“真”時代協議会」という
ところが作ったそうです。(「砂糖のCMがゾンビ
のように復活!! 怒り心頭!! あおい歯科ブログ」

 

このCMの内容が間違っているということを「JARO(公益社団法人
日本広告審査機構)に報告して、善処するかの回答を回答を得た
ものの結局、のらりくらりと放映しているということでした。

 

 

img02               サトウキビ畑

 

 

 

白砂糖が体に及ぼす影響

● 骨や歯や血管に蓄えられたカルシウムを奪う
● 肥満や心臓病になりやすい
● 生活習慣病やガンを誘発しやすい
● ビタミンB1欠乏症になる
● 短気、イライラ、怒りっぽい性格になる
● 疲労感を引き起こす
等々、白砂糖の害はこの他にもたくさんあるということです。

 

 

img03                サトウキビ

 

 

 

白砂糖は「食品添加物」!

白砂糖が様々な悪影響を体に引き起こすのは代表的な精製食品だから。
作る過程の精製時にさまざまな薬剤を使用するために、出来上がった
白砂糖は自然界に存在しない有害な食品添加物になっているのです。

 

白砂糖は原料であるサトウキビの茎を砕いて圧縮し、搾り取った
甘い汁を何度も加工しますが、その時に使われる化学物質とは
苛性ソーダ(強アルカリ性)や硫酸(強酸性)。

 

これらは本来食品に使用できない危険な劇薬なのですが
これを使って出来たものをまた精製すると、色がだんだん薄く
なってゆき、最終的には粒の細かい純白の結晶が出来るのです。

 

*   粗糖(精製される前の砂糖、茶色)
     ——黒砂糖、和三盆

 

*   精製糖
*     ——上白糖、三温糖、グラニュー糖、
       加工糖(角砂糖、氷砂糖、粉砂糖)

 

 

140316higasiusagiyuki               和三盆

 

 

 

ショ糖は悪玉菌の餌となる

白砂糖の主成分はショ糖ですが、ショ糖は
果糖とブドウ糖がくっついて出来たものです。
(ショ糖=果糖+ブドウ糖)

 

それぞれ単独では優れた栄養素である果糖とブドウ糖も
二つの分子がついたショ糖になりますと、たちまち悪玉に変身。
胃酸や消化酵素が働きかけても切り離すのは難しく
消化不良になってしまうことが多々あります。

 

消化されずに残ったショ糖は、胃や小腸、大腸で真菌や悪玉菌、
ウイルスなどの栄養素となり、悪玉菌が増えてしまう結果に。

 

悪玉菌が増えると、体を守る白血球は悪玉菌退治に働きだします。
こうして悪玉菌を殺したあとの白血球の死骸から、今度は大量の
活性酸素が生まれ、臓器が損傷を受けて病気を招いてしまうのです。

 

 

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「ブドウ糖=砂糖」ではない

先ほどの「お砂糖“真”時代協議会」が作ったCMは、脳のために
ブドウ糖=砂糖を摂ろうと強引に結びつけていますが、ブドウ糖が
含まれているのは砂糖だけではなく、御飯もパンも、パスタやお芋、
ニンジンその他、色々なものに糖質は含まれています。

 

お砂糖の単純な構造(単糖類、二糖類)は、血液に
吸収されやすいため、急激な血糖値の上昇を招きます。

 

すると脳は危険信号を発し、脾臓からインシュリンが出て
血糖値を下げますが、今度は血糖値が下がり過ぎてしまうことになって
副腎からアドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾール等を分泌。

 

このアドレナリンやノルアドレナリンは、感情に関与し、キレやすく
イライラと怒ったりという状態を引き起こし、副腎を刺激し過ぎる
ことで、ホルモンが出なくなる状態になってしまうこともあります。

 

 

140316higashi

 

 

 

肥満、ビタミン等を奪う

このようなお砂糖による急激な血糖値の上昇よりは、むしろゆっくり
消化吸収をする低GIの食べ物の方が供給が安定するといわれています。
つまり普通に食事をしていればブドウ糖は供給されるのです。

 

しかも血糖値は普通、一定にしようと働くのでお砂糖を摂取後、
一瞬の血糖値の上昇はあっても、余った糖分はグリコーゲンとして
肝臓にたまったり、脂肪として体についてしまいます。

 

その上、糖が体の中で働こうとする時には、さまざまなビタミンや
ミネラルを必要としますが、精製されつくしたために白砂糖には
それらがないため、体にあるビタミンやミネラルを奪うことにも。

 

 

160411tensaitou

 

 

 

「脳に糖分が必要」は都市伝説

これが骨を作ったり、神経伝達物質を作ったりという
体の中の重要な作業の邪魔をすることにもなるのです。
美肌に必要なビタミンB群も奪ってしまいます。

 

「お砂糖“真”時代協議会」作の問題CMでは、お砂糖を摂らないと大変
だよ、と脅すが如くでしたが、実は最近の研究によればブドウ糖が
なくても脳は、脂肪から発生するケトン体で充分に機能するのだとか。

 

「いや、脳には糖分が必要なはずだという意見もあるかもしれませんが、
それは都市伝説のようなもので、現代医学ではまったくのウソ
ということになっています。」(大櫛陽一東海大学名誉教授)

 

 

130125denishu

 

 

 

お砂糖依存症

白砂糖を摂ると脳のアヘン剤受容体を刺激し、脳の神経伝達物質
であるドーパミンを大量に分泌させ、血糖が急激に増えると
脳の中ではセロトニンという快楽物質がでます。

 

甘いものを食べることにより、エンドルフィンという脳内モルヒネも
放出され、脳の快感中枢が刺激されというように、お砂糖をとることは
白砂糖中毒という麻薬的な常習性、砂糖依存をもたらします。

 

またこの依存は、より多くの刺激を求めるようになってしまうのです。
ここまでは理解できるのですが、意外なことを知りました。
それはお砂糖とは反対の味覚、お塩のこと。

 

 

160411sio4             さまざまなお塩

 

 

 

甘いものを欲するのは塩不足

甘いものが食べたくなるというのは、塩不足からきているというのです。
肝臓がブドウ糖を作る能力を下げてしまった結果、
血糖値が下がるので疲れやすくなり甘いものを欲するのだとか。

 

それと同じなのかはわかりませんが、お砂糖を調理に使わないように
する工夫として、野菜等をゆでる時に精製塩ではない自然塩を入れる
と素材の持っている甘さが引き出される、と読んだこともあります。

 

これは試してみて、確かに実感としてわかりました。
そういえば(同じではないかもしれませんが)お汁粉などの甘いもの
を作る時に、「隠し塩」といってお塩をほんの少し使いますものね。

 

お砂糖とお塩は反対の味覚でありながら、なにやら関係があるのかも。
ともかくこれからは、お砂糖の使用を少しだけ控えめに
してみようかと思っています。

 




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