「遅起きのススメ」早起きは心身に悪いという嬉しい研究結果が世界中で話題に

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うれし過ぎる研究結果

寝正月ならぬ寝ゴールデンウィークもそろそろ終わりに
近づきましたが、少し前に早起きは身体に良くない
という記事を読んでびっくりしたことがありました。

 

「早起きは三文の徳」などという古い諺の中で暮らして
いる私たちにとっては健康のためにも、また社会人としても
あらまほしい早起きを全否定したものだったからです。
(まあ、古過ぎて「三文っていくらなの?」と思いますが)

 

これはオックスフォード大学での研究ですが
レポートが発表されるや否や、イギリスの新聞等で
報じられ、世界中で大いに話題となったそうです。

 

実は私がこれを知ったのは、一年半ほど前のことでした。
嬉しくてすぐブログに書きたかったのですが、何かあまりに
あまり(!)なので、ちょっと躊躇しちゃったりして……。

 

 

 

 

 

「早起きは人体にとって『拷問』」なんですと

この嬉し過ぎるい研究をしてくれたのはイギリス、
オックスフォード大学の睡眠・概日リズム神経科学
研究所の名誉研究員であるポール・ケリー博士。

 

ちょ、ちょっと待って!、その「概日リズム」って何?
とのっけからコムズカシイ言葉が出てきてめげそうになりますが
「概日」は「がいじつ」と読むそうですよ(がいにちかと思った)。

 

概日リズムとは、英語で「circadian rhythm (サーカディアン・
リズム)」で、約24時間周期で変動する生理現象のこと。
動物だけではなく植物や、なんと菌類、藻類などの生物
にも存在している、体内時計のことなんですって。

 

イギリスの科学イベントで発表されたポール・ケリー博士の
「朝早く起きることは、人体にとって『拷問』に等しい」との
お言葉には、個人的には冗談抜きで嬉し涙にくれるほどの思いです。

 

小学生の頃から、本当に毎朝、毎朝感じていたことでした。
他の人は難なくこなしているように見えるのに、朝起きる、
というそれだけのことがなぜこんなに大変なのだろう?、と。

 

 

 

 

 

推奨すべき起床時間、活動開始時間

ポール・ケリー博士は、世界中のあらゆる人たちの睡眠
パターンを分析し、年齢層ごとの推奨すべき起床時間と、
起床後の活動開始時間をはじきだしてみました。

 

個人差はありますが、起床時間は以下の通り
15〜30歳の青年期  朝9時
31〜64歳の中年期  朝8時
64歳以上 高年期  朝7時

 

起床後に活動を開始する時間
 青年期  11時
 中年期  10時
 高年期  9時

 

これによりますと、どの年代の人であっても朝は6時
より前に起きないほうがいいということになります。
つまり、早起きは良くないということ。

 

 

 

 

 

早起きのリスク

もし早起きを続けているとどのようなリスクがあるのかに
ついては、ケリー博士はこうおっしゃっています。

 

「私のいるオックスフォード大学だけでなく、米国のハーバード
大学やネバダ大学などの研究機関で、早起きが病気のリスクを
高めることに関する実証研究がすすめられています。
現時点でもすでにメタボリック・シンドロームや糖尿病、
高血圧、より重篤な病気であれば、心筋梗塞や脳卒中、心不全
などの循環器疾患やHPA(視床下部ー脳下垂体ー副腎皮質)
機能不全によるうつ病などが判明しています。

 

いや〜、これ本当にあるあるです、納得。
私は子どもの頃から今朝に至るまで、毎日ではありませんが
かなりの確率で起きる前に体の不調を一番感じます。

 

空が白み始める頃から、もう完全に明るくなった頃、心臓が
少し痛かったり、動悸がしたりすることがよくありますが、
本格的に目覚めて起きた後は就寝するまで結構平気なのです。

 

 

 

 

 

早起きによって生まれる体内時計のズレ

この早起きによって体の不調が起きることの原因は
「人間の体内時計の『ズレ』」にあるということです。

 

体内時計とは先ほどの「概日リズム」のことですが、生物に
備わる生命活動のサイクルがあることで、無意識のうちに一定
のリズムで活動状態と睡眠状態を繰り返すことができるのです。

 

それが早起きをすることによって、体内時計の周期と、
実生活における行動周期との間にズレが生じてしまうため
体に悪影響を及ぼすと考えられているのだそうです。
ケリー博士はこうも付け加えています。

 

 

 

 

「体内時計は身体のあらゆる部位に存在します。例えば脳の
視交叉上核という場所に体内時計が備わっていますが、早起き
することによってこれがズレてしまうと、著しく脳の機能が
低下します。すると集中力や記憶力、コミュニケーション能力
などが著しく減退してしまうのです」

 

ケリー博士は、ハーバード大学医学部でこんな実験をしました。
朝から夕方までの勤務シフトで働く医者と、
昼から夜までの勤務シフトで働く医者の仕事ぶりを比較すると、

 

前者の医者は後者の医者に比べて、集中力の欠如がみられ、
医療ミスが36パーセントも増加したというのです。

 

 

 

 

 

フレックスタイムを導入しているグーグル社

この事実を知っているのでしょうか、世界最大のIT企業である
グーグルがフレックスタイムを採用していることは有名ですね。

 

グーグルは社員の能力と睡眠の関係性を重要視している企業で、
出社時間と退社時間は社員が自由に決められるということです。

 

お昼過ぎになると社員たちが姿を見せ始め、午前中は人が
まばらだといいますから、入社時にみそぎ研修がある日本の
企業だったら「滝に打たれてこい!」とか言われそうですね。

 

 

 

 

 

心臓への負担、実感しています……

65歳以上の人の起床時間と病気に関係について
調査をしたケリー博士の研究結果によりますと
7時以降に起きている人に比べて、6時以前に起きている人は、

 

心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患の発症リスクが最大で約4割、
糖尿病やうつ病といったその他の病気に関しても2〜3割高く、
また高いだけではなく重篤化しやすいという結果も出ているそう。

 

早起きが習慣化することによって、脳や心臓に負担を
かけることによって、寿命が短くなってしまうといいます。

 

 

スティルトンチーズを食べると奇妙な夢が見られるとか
「『奇妙な夢を見る』スティルトン 実験しました!」

 

 

 

日本の医師も警告

ケリー博士の研究結果と同様に、早起きが病気を引き起こす
恐れがあると指摘するのは睡眠医療の専門家である
遠藤拓郎・スリープクリニック調布院長。

 

「人間のパフォーマンスというのは体温に依存します。
体温が低い時は身体中の機能が著しく低下します。
人間の一日のなかで最低体温というのは、
個人差もありますが朝の4時から6時。
一方で最高体温となるのが夕方4時から6時。
したがってケリー博士の言う通り、朝早くから
活動をするのは年齢に関係なく危険なのです」

 

高齢になると朝早く目が覚めるといいますが、これはメラトニン
と言う眠気を誘発するホルモンが加齢によって減少してしまうため。

 

うとうとしながらテレビを見るのは最悪だといいます。
遠藤院長によりますと、深い眠りを誘う一番良い方法は、昼間
から夜にかけて時間を忘れるくらい趣味没頭するのがよいそう。

 

 

 

 

 

最後に勤勉な日本人の皆様へ

ケリー博士は、特に日本社会に対して
危機感を抱いているということです。

 

ケリー博士から…

「統計的にも、日本人は世界中で突出して睡眠時間が短い。
加えて早く起きる人の割合も多い。
しかも学校や政府、企業がそれを主導しているように思えます。
『早起きは三文の徳』ということわざが日本にはあるようですが、
特に高齢者の方には、それは科学的に間違いだということを
十分理解してもらいたいです」

 

ケリー博士と並ぶとはおこがましいですが、あぷりからも…

ということだそうですよ、皆さん、なんといっても
「朝早く起きることは、人体にとって『拷問』に等しい」
のだそうですから、今日からは後ろめたさを一切
感じることなく、いっぱい、いっぱい寝ましょうね! Zzzz…
             (「週刊現代」2015年10月17日号)

 




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