「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
スコットランド生まれのスコーン
スコーン(scone)はスコットランド
で生まれたパンです。
中世オランダ語の「schoonbrood
(スコーンブロート)」からきている
名前だそうで、意味は「白いパン」。
粗挽きの大麦粉を使って作った
「バノック(bannock)」というお菓子が
もととなってできたそうです。
冒頭の写真は、赤坂サカスのある赤坂通にある
「NYCB(ニューヨークシティベーカリー)」
の「スコーン」。(赤坂6丁目4−20 03-3503-3456)
その他には、「成城石井」アークヒルズ店
「チョコとくるみのスコーン」(赤坂1丁目12-32
*森アークヒルズ1階 03-5575-2010)や、
東京ミッドタウン「ディーン&デルーカ」
「メイプルスコーン」(赤坂9丁目7-4
*東京ミッドタウン地下1階 03-5413-3580)
を御紹介しましたね。
アメリカではビスケット
と、赤坂で手に入れたスコーンを御覧いただき
ましたが、それでは、この写真に写っている
ものは何だと思いますか?
そばにある紙コップに「KFC」とありますので
おわかりになるかもしれませんが、これはケンタッキー
フライドチキンのモーニングセットだそうです。
コーヒーの右にあるスコーンのようなものは
「ビスケット」という名前です。
アメリカでは、日本で「スコーン」と呼んで
いるものは「ビスケット」というそうです。
もっとも北米では、「スコーン」というようですが。
北米のスコーンは、チョコレートやドライフルーツ
が入っているものが普通ということですので
今日の「成城石井」や、「ディーン&デルーカ」
のようなスコーンですね。
スコーンの日本、英国、アメリカでの呼び方
でも、日本で「スコーン」と呼んでいるものを
アメリカで「ビスケット」というのならば
日本人が「ビスケット」と呼んでいるものは
何というのでしょうか?
これは以前、御紹介しましたが(「クッキー
という言葉を日本で初めて使ったのは泉屋」)、
アメリカでは、日本人が「ビスケット」や「クッキー」
と呼んでいるお菓子は、全て「クッキー」というそう。
アメリカに渡ってきたオランダ人が「クオキエ」
というお菓子を作って売ったものが大人気となり
アメリカ全土に広まったということでした。
クッキーの語源は、オランダ語の
「クオキエ(koekjeまたは略式のkoekie)」。
意味は、小さなお菓子。
まとめてみますと、こんな感じでしょうか。
日本で クッキー・ビスケットと呼ぶもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イギリス ビスケット
アメリカ クッキー
☆日本でのクッキーとビスケット
の違いについては → こちら
日本で スコーンと呼ぶもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イギリス スコーン
アメリカ ビスケット
追記:2017年10月30日
「NYCB」は、残念ながら2017年9月4日に
閉店してしまいました。