「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
先日、バラ色は何色かということを書き
ましたが、いまいち納得できていません。
知っていらっしゃる方は
教えていただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
今日は、花の色ではなく香りのお話です。
花が香るのは、受粉の媒介や、
種子を運んでもらう動物たちに
自分の場所を教えるためですね。
では、その香りを花はどこから
発しているといいますと
花の種類によって異なるそうです。
カサブランカなどのユリは
花びらから香りを放散しています。
先端よりも付け根の方が強く香り
この付け根部分には無色透明の蜜
があり、この蜜も香っているそうです。
一方ウメは、花びらや蜜からも香り
を出しますが、それだけではなく
おしべからも強い香りが出ているのです。
なぜウメの方が、あらゆる所から
香りを出しているのでしょう?
答えは季節です。
ユリは7~8月頃に咲き、
ウメは今、2月ですね。
2月は夏に比べて昆虫が少ないので
できるだけ遠くからも昆虫を呼び寄せる
ために、おしべまで動員して強い香りを
出していると考えられているそうですよ。
そういえば、香しい梅の香りを詠った、
数々の和歌もありますね。
「夜の梅」なんていう虎屋の
羊羹もありましたっけね。(!)