「あぷりのお茶会」へようこそ!
「虎屋」本店のお雛様
先日ブログに書いた高橋是清公園を出て、
左に5分ほど歩くと「虎屋」の本店があります。
現在、根津美術館で「虎屋のお雛様」が開催
されているそうです。
明治30年生まれの娘のために、当時の虎屋の当主が
誂えた、お雛様とお道具の数々が展示されています。
この写真は、それとは別に、赤坂4丁目の
「虎屋」本店に飾ってあるお雛様です。
このお雛様は、とても美しいお顔をしています。
(写真が美しくなくて申し訳ありません。
許可を得て写真を撮ったとはいえ、やはり
お上りさんよろしく写真を撮るのは恥ずかしく、
急かされてもいないのに焦ってしまいました。。。)
お雛様のお顔、いろいろ
ところでこのお雛様のお顔、
とても美形ですが現代的でもあります。
作者は、昭和11年生まれと書いてあった
ような気がします。
ずいぶん前のことですが、有名なメーカーの
お雛様を見て驚いたことがありました。
お顔が、少女漫画とまではいいませんが、
それに近い超現代的な顔だったからです。
きれいといえば、きれいなのですが、やはりお雛様の
この装束とは違和感を覚えざるをえませんでした。
また、百年単位の昔のお雛様というのも、やはり現代
とは違ったお顔で、趣のあるものですね。
「桜餅」、葉っぱは食べますか?
そこで今回のお菓子はこちらの「桜餅」。
桜の葉を食べるか否かについては
色々な意見があるようですね。
私はその時によってですが、大抵は食べない派。
今回は何となく食べる気分でした。
するとこの「桜餅」の葉っぱ、とてもやわらかくて
全く違和感もなく食べられてしまいました。
「桜餅」で有名な長命寺の桜餅は
もっと桜の葉がしっかりとしていたような気がします。
これは、どちらが良いというのではなく
好みでしょうね。
香りも含めて、「これぞ桜の葉っぱ!」という感が
あった方が、桜餅らしくていいと思う方も
いらっしゃるでしょうし。
私はこの虎屋の、葉っぱも一緒に食べるに決まっている
じゃない風の、強過ぎない桜の葉も捨て難いという
気がしました。