福島の「あくつ屋」で生まれた「かりんとうまんじゅう」 かりんとふうまんじゅう「武蔵製菓」

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 かりんと風?

頂いたおまんじゅうの「かりんとうふうおまんじゅう」。
これを書くまでは「かりんとうまんじゅう」だと思って
いたら「と」と「う」の間に「ふ」が入っていました。

 

ひえ〜ん、初めて見たおまんじゅうです。
一緒に、「かりんとふうおまんじゅう」を
頂いた人の話によりますと、結構有名な
おまんじゅうだそうですね。

 

そうだったんですか?、と検索してみますと……。
Wikipediaにも「かりんとう饅頭」
という項目があって驚き。

 

今日の「かりんとふうまんじゅう」は武蔵製菓
という会社が作ったものですが、この会社だけが
作っているのではなく、もう「かりんとう饅頭」
という一つのジャンル(?)があるようです。

 

 

 

「かりんとう饅頭」は福島県田村市生まれ 

発祥の地は、福島県田村市船引町にある
「菓子工房 あくつ屋」というお店で
2001年に発売されたそうです。

 

 

akutsuya_SSかりんとう饅頭の実家(?)
「あくつ屋」

 

 

このお店、いい味だしていますね、って
お菓子のことではなく佇まいが。
大正12年の創業だそうです。

 

「甘さ控えめのこしあんを、地元の特産品である
『えごま(じゅうねん)』を練り込んだ皮
で包んで揚げました!」

 

と書いてあるのですが「えごま」って「えごま油」
のことだと思うのですが、じゅうねんって、
なんでしょう?、とわからない言葉が続出。

 

 

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エゴマはゴマではなく、シソ科の一年草

えごま油というのは、シソ科の植物エゴマ
からとれる油のことで、シソ油ともいい
漢字で書きますと「荏胡麻」となるそう。

 

亜麻仁油(フラックスオイル)と同様、
オメガ3(α-リノレン酸)を含むオイルで
少し前から注目されている油でもあります。

 

じゅうねんとは、エゴマの別名とのことで
エゴマと「ゴマ」が名前についていますが
「ゴマ」ではないシソ科の一年草。

 

福島県や長野県などの限られた
地方で栽培されているものだそうです。

 

 

 

egoma-400x191エゴマの実と花(写真/「一厘録」)

 

 

と随分、寄り道をしてしまいましたが
エゴマがかりんとう饅頭の皮に
練り込んであるということなのですね。

 

この「あくつ屋」の「かりんとう饅頭」が評判を
呼び、郡山市や会津若松市、また群馬県などでも
似ているものが売り出されるようになり
現在のように全国に広まっていったということ。

 

今日の武蔵製菓の「かりんとふうまんじゅう」は、
1つあたりタンパク質2.5グラム、脂質10.3グラム、
炭水化物25.2グラム、ナトリウム11ミリグラム、
熱量は204キロカロリーです。

 

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コラーゲン(ゼラチン)摂取は、即「美肌」ではない?

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美容のためにゼラチン摂取?

風邪によるのどの痛みには、マシュマロに含まれて
いるゼラチンが効くというお話を前回しましたが、
美肌のためにコラーゲン(ゼラチン)をとっている
女の人が多いそうです。

 

ゼリーのようなものを見ますと、そのぷるぷる感
が何となく、お肌のぷるぷる感に繋がるような
気がしますからね。

 

その上、「コラーゲンを摂取することが
美肌を生む」と報じるCM、TV番組、雑誌
の記事等は枚挙にいとまがないほど。

 

 

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美肌を謳うドリンクやサプリメントは数多
く販売されて、ドリンクは1本数百円のもの
から千円単位のものまであるということです。

 

しかし、多くの方が期待しているような
「コラーゲン(ゼラチン)摂取=美肌」
となって肌が若返る、という単純な
ものではないようですよ。

 

 

 

鹿のツノを摂取しても、人にツノは生えない

皮膚を生み出し、皮膚の弾力、ぷるぷる感のもと
である真皮層でのコラーゲンやエラスチンの減少が
肌の老化の原因であるのは事実です。

 

 

 

 

ですが、私達が手に入れるコラーゲンドリンクや
サプリメントは、精肉工程で出る牛や豚の骨や、
缶詰工程で出る魚の皮等から出来ていて
人間のコラーゲンとは全くの別物。

 

牛や豚、魚のコラーゲンを人が摂取
したからといって、それがそのまま人の
皮膚の材料になるわけではありません。

 

漢方薬には鹿のツノを原料とする
「鹿茸(ロクジョウ)」がありますが
これを飲んだからといって、人間に
ツノが生えるわけではないでしょう?

 

 

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 摂取したゼラチンも皮膚になるとは限らない

ドリンク等のそれらのコラーゲン(ゼラチン)を
摂取すると、消化管内で消化酵素の働きにより
バラバラのアミノ酸に消化され後に吸収されます。

 

吸収されたアミノ酸は、血液の中に入って全身に
届けられ、新しいタンパク質の合成材料になるのです。

 

コラーゲン摂取
   ↓
消化管内でアミノ酸になり消化、吸収される
   ↓
それが血液に入って全身に届けられ、
タンパク質の合成材料になる

 

 

 

 

 

人のコラーゲンは体内の繊維芽細胞が生み出す

この時、コラーゲン(ゼラチン)から作られた
アミノ酸が、必ずしも体内のコラーゲンの
材料になるというわけではないこと。
というよりは、そうでないところに
使われる方が多いということです。

 

体が皮膚を作る為にコラーゲンをつくり出す
のは、皮膚の細胞が血液中のアミノ酸を
取り込んで必要な合成をすることで行われます。

 

人間のコラーゲンは、体内の
繊維芽細胞が生み出したもの。

 

いくらコラーゲン(ゼラチン)や、あるいは
コラーゲンの低分子化したものをたくさん摂取した
としても、体内のコラーゲンを補給するという
ことに直接結びつくわけではありません。

 

 

↑「期待!」       ↑「現実?」

 

 

 

製菓材料のゼラチンで充分

では、それらのものを摂取するのは全く意味が
ないかといえば、もちろんそうではありません。

 

それらの栄養は体の必要とされる
ところで消費されるでしょう。
果物、野菜、油脂等を摂取した時と同じように。

 

ただそれを摂取するのでしたら、とりたてて
コラーゲンドリンクやサプリではなく、リーズナブル
な製菓材料のゼラチンで充分だということ。

 

 

 

 

 

低分子化云々に惑わされないでね

また、あるコラーゲンドリンクのサイトには
「コラーゲン摂取=美肌ではない」
ときちんと記載されていました。
ですが、その後が問題。

 

その続きは「だから、わが社の低分子の
コラーゲンをどうぞ!」ということなのですが
小さくても結局は同じことです。

 

などど身も蓋もない野暮なことを
言ってはいけないのかもしれませんね。

 

化粧品と同じように、美しくなれるという
雰囲気やイメージが重要で、プラシーボ(Placebo)
効果を買っているのかもしれませんね。

 

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風邪でのどが痛い時にもどうぞ! マシュマロ「MEIDI-YA」

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マシュマロの意外な効用 

今日登場のお菓子は、いわずと知れたマシュマロ。
「MEIDI-YA」のエスプレッソコーヒー
エキス入りマシュマロです。

 

このマシュマロ、風邪のノドの痛みに
効くというのですが御存知でしたか?

 

一応、プレーンのマシュマロが無難な
ようですがもちろん、今日のように
何かの風味がついていてもOKです。

 

 

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マシュマロをどのように使うのかといいますと
というほどのこともなく、単にのどの痛い時に
マシュマロを3つか4つ食べるだけ。

 

なめてもいいですし、もぐもぐしてもどちらでも可。
要はマシュマロがノドを通っていけばいいようです。

 

 

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マシュマロの何がのどに効くのか?

なぜマシュマロがノドの痛みに効くのか
といえば、マシュマロの中に入っている
ゼラチンが、炎症を起こして腫れている
ノドをやさしくカバーするからだそうです。

 

そこで、MEIDI-YAのエスプレッソコーヒーエキス
入りマシュマロの原材料を見てみますと……

 

砂糖、水あめ、ブドウ糖、ゼラチン、コーヒーエキス、
コーンスターチ(遺伝子組み換えでない)、着色料
(カラメル)、香料となっています。

 

 

 

ウスベニタチアオイの根からとるデンプン

現在では、マシュマロを作るのにこのように
ゼラチンを使用していますが、昔は
ウスベニタチアオイという植物の根からとれる
デンプンを使って作られていました。

 

ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)は
背丈は1メートルに達する、アオイ科の多年草。
英名で「マーシュマロー(Marshmallow)」
で別名はビロードアオイ。

 

 

ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)
(写真/「広島の視線」)

 

 

つまりお菓子のマシュマロの名前は、この
ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)の英名
「マーシュマロー」からきているのですね。

 

そして現在のように、ウスベニタチアオイ
(マーシュマロー)のデンプンを使わなく
なっても、名前だけが残っているというわけ。

 

ちなみに先ほどの原材料に記載されていた
コーンスターチも、トウモロコシから
とれたデンプンのことです。

 

 

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実験をしてからと思っていたのですが

という情報を知った私は、今度風邪を引いて
のどが痛くなったら試して、効果があったら
ブログに書こうと、手ぐすね引いて待っていました。
ところがところが、全然、風邪をひかないんですわ〜。

 

アレルギーで鼻、咳、くしゃみに襲われ一年365日
「風邪ですか?」と聞かれて、鼻の下はお猿さんと
見紛うばかりに赤いというのに、由緒正しい(?)
風邪ではないため、肝心のノドは痛くありません。

 

ノドが痛くないのが不服というわけでは
ありませんが、マシュマロがノドの痛みに
効くという実験はできませんからね。

 

そうこうしているうちに3月に入って
しまったこともあり、万やむを得ず
実験なしで記事にしてしまいました。

 

 

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1つ疑問が……

「ということですので皆様、どうか試してね!」
と終わろうと思ったのですが、実は一つ疑問があります。

 

マシュマロのゼラチンがノドの痛みに効く
ということであれば、別にマシュマロで
なくても、ゼリー等でもいいのでしょうか?

 

ということも、人体実験が出来ずに
終わりそうな今年の冬。
マシュマロ、ゼリー実験、いえ経験を
なさった方は教えてくださいね〜!

 

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