アニマルセラピー

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

アニマルセラピー

前回はイギリスの首相官邸で「ネズミ捕獲長」
という肩書で活躍しているネコのラリーを
御紹介しましたが、ネコに限らず動物がもつ
力はとても大きいですね。

 

例えば災害時など、人間にはわからない気配
(といいますか匂いなのでしょうか?)を
察知して、倒壊した建物の中の人を救出したり、

 

アルプスではセントバーナード犬が、雪の中
で遭難した人を見つけたりと大活躍。
このセントバーナード首には、気付け薬と
してブランデーが付けられているとのことです。

 

 

 

 

また、病気で発作が起こりそうになって
いるのをいち早く察して、飼い主に教えて
くれる犬もいたりします。

 

このように何かをしてくれるということでは
なく、ただそばにいるだけで幸せを感じるのは
多くの人が経験していることと思います。

 

 

 

ツイッターの動画

ジェイデン君という男の子は、感覚処理障害
という問題があるため、精神的に負担が
かかりすぎたり、納得できないことが
あると泣きわめいてパニックに陥ります。

 

この状態になってしまうと、家族がどれ
ほどなだめようとしてもできません。

 

ところが、保護猫としてやってきたキティ
がそばに行ってぺろぺろしたり、身体を
すりつけたりすると、ジェイデン君は
落ちつくことができるというのです。

 

ネコのキティが、パニックを起こした
ジェイデン君のそばにやってきて優しく
なめると、ジェイデン君もキティを
なではじめます。

 

その後、キティはジェイデン君のそばに
ゴロンとしたりしながらしばらく寄り添う
うちにパニックは、収まっていました。

 

 

 

 

このツイートは「tasha」さんという方
のものですが、そのツイートにさまざま
なコメントが寄せられていました。

 

「ネコちゃんの優しさもそうですが
パニックになっても動物には当たらない
ジェイデン君もとても良い子ですね」と
「メタモン」さんが呟き、それに対して、

 

「同感です。
発達障害やうつ病の症状がひどい場合、
無抵抗の動物をそばに置くのは危険
だったりします。
ジェイデン君はえらい。
苦しみのエネルギーの矛先を間違えていない」

 

と「kumo_chan1999」さんが書いていて
無抵抗の動物をそばに置くのが危険なことも
あると教えてくれましたが、確かにそうですね。

 

 

 

 

 

2003年2月22日の朝日新聞「今と向き合う」

もう随分前の新聞記事なのですが
処分することができずに持っている
ものです。

 

(写真は浜田哲二さん、
文章は大久保真紀さん)

 

 

 

 

若年性ハンチントン病でリハビリ施設に
入所している11歳のこーちゃんは、現在
は立つことも食べることもできません。

 

ハンチントン病とは、20歳までに発病
する神経変性疾患で、けいれんや、全身
硬直が起こり、次第に意志の疎通や呼吸が
困難になり寝たきりになってしまいますが
治療法はないということです。

 

6歳で発症し、1年後に歩けなくなった
こーちゃんの症状は急激に進行し、2年前
からは話すこともできなくなりました。

 

 

 

 

1年前に母親が過労から倒れたと看護師さん
から知らされたこーちゃんは、その時はまだ
動かすことができた指で、意思表示ボードの
「お母さん」と「心配」を交互に示し、

 

「面会に来てもらおうね」というと、
「ダメ」「ボク」「頑張る」も繰り返し
最後に「悲しい」を指したといいます。

 

そんなこーちゃんが、週末に自宅に帰ると
仲良しのカメが、こーちゃんにあいさつに
きてずっと離れようとしない写真がこちら。

 

 

仲良しのカメがこーちゃんのそばに……

 

 

生きものと生きものの、命と命のよりそい。
言葉は話せないけれど、言葉以上のつながり
があることを教えてくれる写真です。

 

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イギリス首相官邸ネズミ捕獲長「ラリー」

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2020年
あけましておめでとうございます!

 

今年はねずみ年(子年)ですので
猫ちゃんのお話をしましょうね(?!)。

 

以前、イギリスやドイツ、アメリカの動物
保護のお話をさせていただいた時に登場
してくれたあの猫ちゃん、ラリー君です。

 

 

 

 

 

正式な公務員のラリー

イギリスはダウニング街10番地の首相官邸で
こんな風にテーブルの上を闊歩するラリー
( Larry)はイギリスのれっきとした公務員。

 

ラリーの肩書きは「首相官邸ネズミ捕獲長
(Chief Mouser to the Cabinet Office)」という
首相官邸の公式な飼い猫に与えられるものです。

 

この仕事が始まったのは、1500年代初期に
まで遡りますが、まあ簡単にいえば首相官邸の
沢山のネズミに悲鳴をあげていたからですね。

 

1924年からは、現在の肩書で正式に
「雇用」されているということで
ラリーは2011年から勤務を始めました。

 

 

 

 

 

中には18年間も勤務したネコも

1946年に就任した「ピーター3世」などは
1964年までの、18年間もの長きにわたって
職務を遂行したようです。

 

当然のことながらといっていいのでしょうか?
イギリス首相の1人の任期期間より、首相官邸
ネズミ捕獲長のそれの方が遥かに長い!

 

ラリーは、デービット・キャメロン、テリーザ・
メイ、ボリス・ジョンソンと3人の首相ととも
に官邸で任務を果たしています。

 

 

 

 

1929年、大蔵省のAE・バンハムは、
「有能な猫の生活費として雑費から、
1日あたり1ペニーを支出する」
ことを事務員に認めました。

 

それが1932年4月には、週あたり
1シリング6ペンスまで増えます。

 

そして現在ですが、年100ポンドという
報道もある一方、全てスタッフの寄付で
賄われているとの公式な政府発表がある
ので、こちらの方が正確かと。

 

 

 

 

 

歴代の中で最も有名な「ハンフリー」

就任したネコの中で最も有名なのはハンフリー。
首相官邸に迷い込んだところを、サッチャー首相
に抜擢され、1989年から1997年まで職務を全う。

 

緊縮財政のおり、低コストのネズミ駆除要員
は歓迎され、首相はもとより新聞記者、
政治家、王族に愛されていたといいます。

 

サッチャー退陣後も勤務を続けていたハンフリー
ですが、ブレア首相の就任とともに退役。

 

 

1989年から1997年まで「首相官邸ネズミ捕獲長」
を務めたハンフリー

 

 

ハンフリーの不在が議会の質問に

ブレア夫人がネコ嫌いなので追い出されたのでは
との憶測から、「ハンフリーは粗相をして安楽死
させられたのではないか」との疑惑にまで発展。

 

当時の議会で質問がなされたりしましたが、
官邸スタッフの家で飼われていることが判明し
2006年3月に永眠したとの報道がなされます。

 

首相官邸以外の省庁では、外務省に保護施設から
引き取られた「パーマストン(Palmerston)」
という猫が、2016年4月に就任し
同7月、大蔵省も黒猫「グラッドストン」を採用。

 

2017年11月には、在ヨルダン英国大使館
にも、ネズミ捕獲長のポストが新設され
ましたが、直属の上司は本国外務省の
ネズミ捕獲長ということです。

 

 

 

 

 

2011年、ラリー就任

とはいえラリーが仕事につく前の
一時期は、首相官邸のネズミ捕獲長の
席が空いていたこともありました。

 

しかし、テレビ中継中にもネズミが映り込む
という、ネズミ天国の状態になってしまった
ためラリーが就任することになったのです。

 

推定年齢3〜5歳のラリーが、アニマル
シェルターから抜擢され、首相官邸に
やってきたのは、2011年2月14日。

 

 

 

 

「旺盛な狩猟意欲をもつ」「非常に社交的で、
官邸での任務はぴったり」などと評判でした。

 

オリー・グレンダー官邸報道官はツイッターで
「今職場に到着。ネコのラリーが10番地のドアの
前で、獲物の死体を横に誇らしげに立っている」
と栄誉をたたえていたほどです。

 

ラリーがいたアニマルシェルターでは、その後
ネコの引き取り手が15%も増えたそうですので
それだけでもラリーのお手柄といえるでしょう。

 

 

ネズミを捕まえようとしない(!)ラリー

 

 

仕事を始めたラリーの最初の半年間の公式な
「確認戦果(confrimed kill)」はわずか1匹で
「殺し屋の本能を失った」等の批判が殺到。

 

ネズミが走っていても追いかけずに、ラリーが
キャメロン首相の書斎の椅子で居眠りを続けて
首相が起こそうとしても片目をあけるだけだった
という事実がラリーの立場を悪くしました。

 

職務怠慢の烙印が押されてしまったラリー
ですが、そもそも彼自らがこの仕事に意欲を
感じて応募してきたわけでもないのですから
ちょっとかわいそうな気もしますね。

 

 

 

 

 

再び登板

ラリーの代わりとしてやってきたのは
財務大臣のジョージ・オズボーンが
飼っていたフレイヤというネコでした。

 

ラリーは主戦力からは外されましたが
「クビではなくジョブシェアリングだから」
との説明を受けたということです。

 

ところが2014年8月、フレイヤは交通事故に
遭ったうえ、度々の脱走も問題となっていた
ことから11月に引退し、ラリーはまた単独で
仕事に当たることになりました。

 

 

 

 

キャメロン首相、メイ首相の辞任後も
ラリーは、ボリス・ジョンソン首相と
ともにその任に励んでいます。

 

 

 

 

 

追記:2021年2月15日

「ネイ各ネズミ捕獲長」を務めるラリーさん
が15日、在職10周年を迎え、各方面から祝賀
メッセージが寄せられているそうです。

 

ラリーを送り出したロンドンの動物
保護施設「バタシー犬猫ホーム」は、
「10年前のしがない野良猫は、
今や政治の象徴となった」と、

 

財務省のネズミ捕獲長である猫の
グラッドストンも、公式ツイッターで、
「おめでとう。さらなるご活躍を」と
お祝いの言葉を述べています。

 

 

 

 

インディペンデント紙は、
「メディアのスーパースター」

 

民法スカイニュースは、
「誰よりも目を惹く役所として完璧』
と、3代の首相に仕えている
14歳のキジ白柄猫を讃えています。

 

ラリーさん、いつまでもお元気で!!

 

 

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