バンクシー狂想曲? 都庁に展示されたネズミの絵 「本物」「ニセモノ」22

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ゴールデンウェーク中 都庁で展示

少し前に小池百合子都知事が、バンクシーが
描いた可能性のあるネズミの絵を、東京都庁で
展示する計画を発表していましたが、この度
本当に(?)公開されたということです。

 

期間は、2019年4月25日から5月6日の2週間
限定で、東京都新宿区にある都庁第一本庁舎
2階で展示されています。

 

このネズミのステンシルを見た小池百合子都
知事は、以前このようにツイートしていました。

 

「小池百合子 2019年1月17日

あのバンクシーの作品かもしれないカワ
イイねずみの絵が都内にありました!
東京への贈り物かも?
カバンを持っているようです。」

 

 

 

 

 

匿名の芸術家・バンクシー

バンクシーは、イギリスを基盤にして活動
している匿名の芸術家であり、公共物破壊者
(バンダリスト)、政治活動家です。

 

神出鬼没に現れてストリート・アート、
パブリック・アートを製作し、また映画製作
も手がけました。

 

ステンシルと呼ばれる型板を使用した独特
なグラフィティ絵画と、それに添えられた
エピグラムが、ダークユーモア的で風刺に
富んでいます。

 

(エピグラム、epigramma とは、古代ギリ
シア・ローマの詩の一種で、本来は「碑文」
を意味し、機知、風刺に富んだ短い文や詩、
警句、寸鉄詩などのこと)

 

 

 

 

バンクシーの作品は、世界中のストリートや
壁、または橋などに描かれていて、ギャラリー
や屋内で展示することは少ないようです。

 

バンクシー自身が、ストリート・アートの
複製物や写真作品を販売することはありま
せん。

 

しかしアート・オークション関係者は
様々な場所に描かれた彼のストリート・
アートの販売を試みています。

 

 

 

 

 

バンクシーに関しての様々な憶測

バンクシーのアイディンティティは公表されて
いませんが、様々な憶測が飛び交っています。

 

「本名はロビン・ガニンガムといい、1972年7月
28日にブリストルから19km離れたヤーテで
生まれた。

 

14歳から芸術活動を始めて学校を追い出され、
軽犯罪で何度か刑務所に入っている。

 

1990年代後半から約10年間、ブリストルの
イーストン地区に住んでいたが、2000年頃に
ロンドンに移った、等々」

 

 

 

 

 

「芸術テロリスト」

2000年代にバンクシーは、何度か美術館に侵入
し、無断で作品を設置するなどの事件を起こして
「芸術テロリスト」と呼ばれるようになりました。

 

例えば2004年4月には、ロンドンの自然博物館に
ガラス張りの箱に入れられたネズミを美術館員を
装って持ち込んだりも。

 

そのネズミは、サングラスをかけ、リュックを
背負い、マイクとスプレー缶を手にしていて、
後ろの壁には「我々の時代が来る」というメッセ
ージがスプレーで描かれていたということです。

 

 

 

 

そのようなものの1つとして、神出鬼没のバン
クシーが2003年、東京港区の「ゆりかもめ」の
日の出駅付近で描いたのでは?と思われている
のが今回、都庁で展示された作品です。

 

バンクシーは、2000年から2003年にかけ、
バルセロナ、東京、パリ、ロサンゼルス、イス
ラエルを訪問して、初期ステンシル作品シリー
ズ『Love is the air』を書き残しています。

 

この作品はそのシリーズの1つ
《東京 2003》とみられています。

 

 

 

 

 

 

真偽は不明

しかし、公式サイトや書籍に掲載されている
写真と、今回の東京のものは写真が反転して
いて、またバンクシー自身もコメントをして
いないことから真偽は不明。

 

ロンドンのギャラリストでバンクシー作品を
所蔵するジョン・ブランドラーは、

 

「これは110%本物です。
何の疑いもありません。
約2000万円から3000万円はすると思います」
とコメントしています。

 

 

 

 

 

 

長蛇の列

そして4月25日、展示されたバンクシーかも
しれない作品を見るために、多くの人が都庁
を訪れました。

 

「まことぴ 2019年4月25日

『バンクシーすげーな』と素直に思うのは、
こういうコメディ映画みたいな馬鹿げた狂想曲
まで作品の一部に見えてしまうところ」

 

「ザラ吉くん 2019年4月25日

所詮無断で描かれた世間を皮肉ったラクガキ
をこんなに有難がる滑稽な奴らってこと迄が
作品の真意だから」

 

 

チュキ〜ッ!

 

 

問題があれば都庁に連絡を

一方、記者のインタビューを受けた小池都知事は、
「バンクシーさんには、何か問題があるようなら
ご連絡を都庁までいただければと思います」
と答えています。

 

 

渡辺家のバンクシーのネズミの絵
(写真/渡辺貴博)

 

 

ツイッターではそれを受けて、

 

「渡辺 貴博(T.Watanabe) 2019年4月26日

‏我が家にも有ったのだけど、我が家にも
何か問題あれば連絡してほしい」

 

「石野 雅之 2019年4月26日

バンクシーのステンシル、1000円もしない
からみんなで買ってあちこちスプレーすれば
良いんじゃね?」

 

 

バンクシーのステンシルは
1000円もしないそうです

 

 

「KAZ 2019年4月25日

BANKSYの話題がでてるけど
日本で見つかったモノは本人のモノでは
ありません。
彼の絵単体には価値はありません。
切り絵にスプレーをしているだけで
誰でも真似できます。
彼の作品の本来の価値は、描かれた場所
との背景があって初めて成り立つのです。
僕は昔から彼のファンですから。」

 

 

 

 

 

ネズミの意味

バンクシーは、ネズミの絵に対して彼の
書籍『Wall and Piece』の中で、こんな
説明をしているようです。

 

 

「やつらは許可なしに生存する。
やつらは嫌われ、追い回され、迫害される。
やつらは塵にまみれて絶望のうちに
粛々と生きている。
そしてなお、やつらは全ての文明を破壊
させる可能性を秘めている。
もし君が、誰からも愛されず、汚くて
とるに足らない人間だとしたら、
ネズミは究極のお手本だ」

         (参考/「Artpedia」)

 




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