雪の結晶が出来る三つの条件 干菓子「雪の結晶」

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雪の結晶は全て形が異なっている 

雪の結晶をかたちどったお干菓子です。

 

雪の結晶というのは、一つとして同じかたちがないそう。
その理由は、雪の結晶が成長する場所の
温度や湿度の違いにって、様々なかたちが
生まれるからだということです。

 

次の写真は、ロシア人の写真家
アレクセイ・クリャトフ氏のとった雪の結晶。

 

 

 

yukikessho11-200x149(写真/「HUFF POST LIFESTYLE」)

 

 

 

こうして写真で見ても雪の結晶は美しいのですが
実際に顕微鏡で見るともっと美しいそうですよ。
古川義純(ふるかわよしのり)北海道
大学助教授によりますと、

 

「ぞくっとするほどシャープ」。
雪の降る中、防寒着を何重にも着て、息を殺して
顕微鏡で見る雪の結晶の美しさは格別だとか。

 

 

 

yukikessho2-200x149(写真/同上)

 

 

 

マイナス4℃ 

雪の結晶は、気温がマイナス4℃より低い時にできます。

 

マイナス4℃を上回ってしまうと
雪の結晶の角が取れて、かたちが崩れてしまいます。

 

また結晶同士がくっつきあって
ぼたん雪になってしまうことも。

 

 

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雪の結晶ができる三つの条件

美しい雪の結晶が出来るには
三つの条件が必要だそうです。

 

1 まず、気温が低いこと
 出来ればマイナス10℃より低い方がよい。

 

ただし気温が低ければ低いほどよい
ということではなく、マイナス20℃以下
になると、結晶が大きくなりません。

 

2 次に、湿度が高いこと
 雪の結晶の材料は、当然のことながら
 水ですので、結晶が大きくなるためには
 大気中の水分が多い方が成長速度が速いそう。

 

3 そして最後は、風が穏やかであること
 強い風が吹くと、雪の結晶同士が
 ぶつかって壊れてしまうのだとか。

 

雪の結晶は、見かけ通りに繊細なのですね。
風のない穏やかな空気の中での方が結晶の成長し
やすいということです。(「ピクシブ百科事典」)

 

 

 

yukikessho3-200x149(写真/「同上」)

 

 

 

雪は本来、色はない

古川義純助教授の先生でもある、中谷宇吉郎博士
の有名な言葉に、「雪は天から送られた手紙」
というものがあります。
(「at home こだわりアカデミー」)

 

雪の結晶が空から落ちてくる時に、結晶が
成長することもありますが、落下する
途中の空気が温かいと溶けてしまいます。

 

また雪の色といえば白、真っ白と思いますが
本来は無色透明です。
特定の可視光を吸収するわけではなく
光の反射により白く見えるということ。
         (「SHIMADZU」)

 

この冬は「天から送られたお手紙」
があと何度、届くのでしょうか?

 

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かけるトマト「カゴメ」 やまや赤坂店

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カゴメの「かけるトマト」

紙パック入りのトマト、カゴメの「かけるトマト」
をやまや赤坂店で買ってきました。
(ラカーブ・ド・YaMaYa赤坂店
港区赤坂2-14-33   03-3583-5657)

 

以前、御紹介した「牡蠣とトマト煮」のような
お料理の素材として購入してきたのですが
うちでよく見てみますとこれは違いますね。

 

これは、もうこれで完成品。
何かのお料理に名前の通り「かけるトマト」
をかけて食するということのようです。

 

 

141125kakerutomato

 

 

 

品切れになるほどの人気商品? 

「かけるトマト」は一時期、2013年には、製造
が間に合わなかったほどの人気商品だったとか。

 

この1パックに、トマトが5つ
使用されているようです。

 

といっても、どの位の大きさの
トマトかは表示されていませんでしたが。
トマトの大きさって
個体差がかなりありますからね。

 

完熟の5つのトマトに、バジルやガーリックで
味付けされた、オイル不使用のトマトソース
が1パック295グラム入っています。

 

 

130210minito

 

 

 

カロリーは気にしなくてもいいかな

ノンオイルのせいか、カロリーも100グラム
あたり36キロカロリーと、少なめで
「かけるトマト」1パック使用でも約100カロリー。

 

トマトだけですと100グラム
あたり、約20キロカロリーです。

 

人によるとは思いますが、この1パック
は一人で一回の食事には使い切れない量
だと思いますので、カロリーはあまり
気にする必要はないようですね。

 

 

 

 

原産国はイタリアで、カゴメ
株式会社が輸入したもの。

 

殺菌方法は、気密性容器に密閉
しての加圧加熱殺菌だそうです。
この加圧加熱殺菌というのは
レトルトのことですね。

 

加圧加熱殺菌をしてあるとはいえ開封の後は
この紙パックから、別の容器に移した上で
2日以内に使い切るようにとこのとです。

 

カゴメの「かけるトマト」のサイト
には色々な使用例が出ていました。

 

 

A01237アボガドに「かけるトマト」
(写真/「KAGOME」)

 

 

オムレツやお好み焼きは、まあまあ想像
できるのですが、豚しゃぶ、唐揚げ、
トンカツ、ギョウザにもおすすめだとか。

 

なかでも生のアボガドを半分にスライスした
ものに「かけるトマト」をのせたものが
ありましたが、これはちょっと驚きました。
美味しいのかな?

 

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丸ボーロという名前はマルコ・ポーロから? 丸房露「千鳥屋」

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「丸房露」

関西の知り合いから送っていただいた「丸ボーロ」。
福岡県飯塚市に本社のある
「株式会社 千鳥屋本家」のお菓子です。

 

私は「ボーロ」といえば、「卵ボーロ」のような
小さいものしか知らなかったのですが、

 

もともとは今日のような「丸ボーロ」が基本で
「卵ボーロ」はむしろそのヴァリエーション
のようですね。

 

 

tamagobolo大豆より一回り大きい「卵ボーロ」

 

 

 

南蛮渡来のお菓子

「ボーロ」という名前からも想像ができますように
「丸ボーロ」はポルトガルから伝来したお菓子。

 

南蛮船の長旅にもたえるように作られた
堅くて小さな焼き菓子で、今の日本の「丸ボーロ」
より、クッキーに似ているものだったそうです。

 

「丸ボーロ」のもとになったのは
「カヴァカ・フィーナ・デ・カルダス
(Cavaca Fina de Caldas)」というお菓子ですが……。

 

 

cavaca.fina_カヴァカ・フィーナ・デ・カルダス(写真/「D0ces」)

 

 

う〜ん、あまり「丸ボーロ」とは
似ていないような気もしますね。
何やらお砂糖系のものがまぶして
あるようにも見えます。

 

もっとも、この写真のカヴァカ・フィーナ・
デ・カルダスが、日本に伝来した時のお菓子
そのままで全く変化していない、ともいえませんが。

 

 

byobu2s『南蛮人来朝図屏風』(国立歴史民俗博物館)

 

 

 

日本で最初に作ったのは?

日本で「丸ボーロ」を作るようになって370年以上
たつということですが、どこでつくりはじめた
かについては、いくつかの説があるようです。

 

現在、佐賀県佐賀市にある「
鶴屋菓子舗」は、寛永16年1639年の創業で
現当主は第14代の堤光昌さん。

 

天和年間(1681〜84)、2代目店主が長崎の
出島でオランダ人から「丸房露」を学んで
作るようになったとサイトには記載されています。

 

同じ佐賀市にある「北島」は、創業は1
696年、元禄9年ですが、当時は
お菓子屋ではなく数珠屋さんでした。

 

その後、業務を拡大し、幕末には
横尾家から「ボーロ」の製法を習い
後に改良して「丸房露」にしたということです。

 

 

150125maruboro丸房露「千鳥屋本家」

 

 

 

Wiki.では「千鳥屋」は異説としていますが

今日、御紹介の「千鳥屋」のサイトには
「1630年、カステラと同様いち早くポルトガル
からその秘伝の製法を学び、福岡独自の
『丸ボーロ』を作りあげました」とあります。

 

「千鳥屋」「鶴屋」「北島」の3つの
サイトの既述が正しいとすれば、

 

 「千鳥屋」1630年
 「鶴屋」 1681年
 「北島」 幕末

 

と「千鳥屋」が最初に「丸ボーロ」を
手がけたことになります。

 

ところがWiki.では「鶴屋」と「北島」が
「丸ボーロ」発祥の双璧とされ、今日、御紹介の
「千鳥屋」はなぜか異説とされています。

 

発祥の地はともかくとして「丸ボーロ」は、
南蛮渡来佐賀銘菓であり、九州のお菓子で
あることには間違いないようです。

 

(現在の「千鳥屋」は福岡ですが、
もとは佐賀県にありました)

 

また、上記3店舗とも「丸ボーロ」を
「丸房露」と表記しています。

 

 

byobu1s『南蛮人来朝図屏風』(国立歴史民俗博物館)

 

 

 

名前の由来も不明

そして発祥の地がはっきりわからない以上に
もっとわからないのが「丸ボーロ」
という名前の由来だそう。

 

『東方見聞録』を著したことでも有名なマルコ・
ポーロに由来するとも、オランダ語の丸い形を
意味する「bolo」から来ている等、色々な説が
あり本当のところはわからないようです。

 

私は「丸ボーロ」は今回初めて知ったのですが、
今書いたようなことを何も知らない子どもの時から
「ボーロ」といえば「丸いお菓子」と認識していた
ということは、もう完全に日本語になっている
ともいえますね。

 

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