「アラボンヌー」タルトフリュイ

「あぷりのお茶会 赤阪・麻布・六本木」へようこそ!

 

150923tarteauxfruits

 

 

ドコモショップとカフェベネの間の道を入ると

赤坂サカスの長方形の敷地の長い方に沿うような
かたちで、平行に通っているのは円通寺通り。
その円通寺通りは一ツ木通りから始まっています。

 

一ツ木通りのドコモショップ赤坂店と、カフェベネの
間の通りを入るとすぐの場所にあるのが、おいしい
ケーキや焼き菓子のお店「パティスリー アラボンヌー
Patisserie a la bonne heure」。

 

(「アラボンヌー」
東京都港区赤坂4丁目3−13  03-3583-7665)

 

 

arabonnu「a」がアラボンヌー 
「・・・」は円通寺通り 「___ は円通寺坂

 

 

 

白に赤のかわいいお店

赤坂サカスにごく近いオフィス街でも
ありながらも、円通寺通りをそのまま
進んで行くと、そこは静かな住宅街。

 

「アラボンヌー」は、そんな場所に
ふさわしい佇まいのお店です。

 

白を基調に赤をアクセントにした
木の温もりが感じられるお店の前には
優しい雰囲気のグリーンが並べられています。

 

この赤い色は「アラボンヌー」のお菓子を
入れてくれるパッケージの色でもあります。

 

 

150923arabonnu円通寺通りに面した「アラボンヌー」のお店

 

 

超近代的な計算され尽くした美しいモダンなショップ
というよりは、ひとつひとつ、丁寧にお菓子を
作り上げている、人の息づかいが感じられるお店ですね。

 

 

 

「よい時を!」

お店の名前の「アラボンヌー( a la bonne heure)」
とは、フランス語で「よい時を」という意味。

 

表参道のケーキショップ「キルフェボン」
(〒107-0062東京都港区南青山3-18-5
03-5414-7741)で修行を積んだ、オーナー夫妻
とその御家族で営んでいるお店です。

 

ちなみに青山の「キルフェボン(qu’il fait bon)」
という店名はフランス語で
「なんていい陽気なんだろう!」という意味だそう。

 

「アラボンヌー(よい時を)」と
キルフェボン(なんてよい陽気なんだろう!)」
何となく相通じるようなネーミングですね。

 

 

150923tarteauxfruits「タルトフリュイ」アラボンヌー

 

 

 

水曜日の100円シュークリーム

「アラボンヌー」では毎週水曜日に
シュークリームが、100円(税込みで108円)
でお目見えすることでも有名です。

 

この写真のローゼンタール〈魔笛〉のお皿は
ちょっと大きめなので、シュークリームが
小さく見えてしまうのですが、小振りながらも
きっちり、しっかりとした味わいのシュークリーム。

 

水曜日の100円シュークリームがいつから始まったか
は知らないのですが、かなり前からのようです。

 

 

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「100円シュークリーム」アラボンヌー

 

 

お客さんに「アラボンヌー」を知ってもらいたい
という思いを込めた宣伝として始めましたが

 

最初の頃は、100円シュークリームだけを
買いにくるお客さんもいて採算がとれず
お店としてはなかなか大変だったよう。

 

私たち買う側としては、そのような時期を
乗り越えて、今までよくぞ続けてくれました
と感謝をしたいですね。

 

 

「ゼリー杏仁」アラボンヌー

 

 

 

4月15日、新宿店オープン

「アラボンヌー」のお店の名が多くの人に広まった今でも
水曜日の100円シュークリームを続けてくれているのは
お店の側からの感謝の気持ちでもあるのでしょうか。

 

そんな「アラボンヌー」ですが、来月の
4月15日に、新宿新南口「NEWoMan SHINJUKU」
に新店舗をオープンします。
地道な努力が着々と美を結んでいるということですね。

 

「以前、チーズケーキを御紹介した『しろたえ
どなたかへの手みやげやプレゼントとして買うケーキ、
『アラボンヌー』は自分のために買うケーキ」

 

そんなこともいわれますが、これからは新宿店も増え
もっと多くの人のお気に入りのケーキになることでしょう。

 

 

150811cheesecakesirotae「チーズケーキ」しろたえ

 

 

 

「アラボンヌー」といえばタルトフリュイ

「アラボンヌー」のショーウインドウ
には、いつも季節のフルーツを使った
美しいケーキが15種類ほど並んでいます。

 

フルーツタルトがお得意の「キルフェボン」
出身のオーナーだけあって、「アラボンヌー」
といえばなんといっても、やはり
「タルトフリュイ」がおすすめでしょうか。

 

季節によって使う果物は変わるようですが
10種類の季節のフルーツが乗せてある
タルトフリュイは「アラボンヌー」の人気商品。

 

イチゴ、キウイ、マンゴー、パイナップル、オレンジ、
グレープフルーツ、ブルーベリーetc.がパイ生地の上に
ところせましと犇めいているのも楽しい。

 

 

150924tarteauxfruits「タルトフリュイ」アラボンヌー

 

 

タルトフリュイのパイ生地には、「フィナンシェ」
の時に
登場した発酵バターを使用しているそうです。

 

「アラボンヌー」のケーキや焼き菓子は
北海道産の生クリーム、卵等、吟味された良質の
素材を使って、ショーウインドウの後にあたる
お部屋で丁寧に手作りされています。

 

特に私が好きなのは桃のショートケーキ。
写真がなくて申し訳ないのですが
見た目も柔らかな美しさで、お味も最高の一品です。

 

 

150923thiramisu「ティラミス」アラボンヌ

 

 

写真がない理由は、住んでいるマンションの
理事会の後に、メンバーの3人で
白熱した会議の続きをしていたから。

 

少々頭に血が上っている私たちのテーブルに
運ばれて来たのを見た瞬間、桃のショートの
清らかさがまぶしくて、何か自分が悪い人間
のような気がしたりもして……。

 

ということで、「アラボンヌー」にはテーブルが
2つ(以前は3つだったとか)置いてある
イートインコーナーもありますので
美味しいケーキをお店で頂くこともできますよ。

 

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こげめし「片岡食品」 赤坂「松月」

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151030kogemeshi

 

 

「松月」のおせんべい

思いもかけずに「東京ガーデンテラス紀尾井町」に
長居をしてしまいましたので、そろそろ赤坂見附から
移動して、一ツ木通りの「松月」へ向かいましょう。

 

「松月」は去年、「一ツ木まんじゅう」「白玉ぜん
ざい」
を紹介した和菓子屋さんですが、1919(大正8)
年の創業でもうすぐ100周年を迎えるという老舗。

 

(港区赤坂4−3−4 03-3583-7303
お店のサイトはないようです)

 

ですが今日のお目当ては、和菓子ではなくおせんべい。
実は以前、お友達から頂いたおせんべいが
おいしかったので、外国で暮らしているN子ちゃん
に食べてもらおうと来てみたのです。

 

 

150717siratamazenzaishougetu白玉ぜんざい 赤坂「松月」

 

 

 

「こげめし」

「和菓子屋さんの『松月』って、知っているでしょう?
あそこのおせんべいがおいしいのよ」

 

去年の秋頃、こんな言葉とともに
お友達からおせんべい頂きました。

 

袋を開けてみますと、「こげめし醤油味」と
「こげめし海老」という、2種類の
つぶつぶしたおせんべいが入っていました。

 

 

151030kogemeshi「こげめし(醤油)」

 

 

私は正直なところ「えびせん」はあまり好みでは
ないのですが、と思いつつ両方を頂いて
みますと……、おっいしぃ〜!です。

 

これはいわゆる「えびせん」ではなく、あくまでも
「こげめし」の海老バージョンということなのですね。

 

御覧の通りにお米のつぶつぶ感があって何ともいえません。
かたすぎず柔らかすぎず丁度いい具合。

 

 

150718hitotugimanjushougetu一ツ木まんじゅう 赤坂「松月」

 

 

 

金賞受賞「ねぎみそ煎餅」

かなり気に入ってしまった私は、すぐに
「松月」におせんべいを買いに出かけました。

 

おせんべいは、私が頂いた2種類以外
にも色々種類がありました。
中に、長ネギの絵が書いてある「ねぎみそ煎餅」なる
ものもありましたが、これはやめておこうかな。

 

するとお店の人が「この『ねぎみそ煎餅』
が一番人気なんですよ」と。

 

確かにこの「ねぎみそ煎餅」だけは袋に
「第2回さいたま推奨土産品金賞受賞」
などと、はれがましくも印刷されています。

 

260520_d「ねぎみそ煎餅」(写真/「片岡食品」)

 

 

埼玉県深谷産の甘い生ネギを使用し、特選みそだれ
をからめて仕上げてある、ということですので
「松月」にあったものは、「ねぎみそ煎餅」も
含めて一通り買ってみることにしました。

 

 

 

埼玉県の「片岡食品」

このおせんべいは埼玉県さいたま市にある
「片岡食品」で作っているおせんべいだそうです。

 

本店はさいたま市の大宮区にあり、支店は同じ
さいたま市に6店、東京には北区に1店舗のみあるよう。

 

「ねぎみそ煎餅」をはじめ一緒に買った「こげめし」
を全部試してみましたが、やはり何といっても
お友達に頂いた「こげめし醤油」と「こげめし海老」
がダントツでおいしいです。

 

「ねぎみそ煎餅」は、確かに初めて味わうおせんべい
の味ではありますが、私には上記2つの「こげめし」
の方が、はるかにおいしく感じられました。

 

 

150717hitotugimanjushougetu一ツ木まんじゅう 赤坂「松月」

 

 

 

1月18日に再開予定でしたが……

ということでN子ちゃんと一緒に「松月」に
よってみますと、何やら工事をしているようです。
そばの張り紙には「1月18日からお店を再開する」と。

 

ということでその日はあきらめて
昨日また行ってみました。

 

ところが「松月」はシャッターが下りて
閉まっていて、またもや張り紙が……。

 

私がそれを読んでいますと、一人の男性が
買ってきたと思われる食事を手にしながら
私に説明してくれました。

 

「どなたかが亡くなったようで、1月18日の
再開が延びて2月28日になったということですよ。
お店はここの2軒先を右に入ったところ」と。

 

「松月」の隣りのビルで働いている方だということ
でしたが、「張り紙を見ている人がよくいるので」
と親切も、私に説明してくださったのです。

 

 

 

2月28日に延期、店舗も移転

う〜ん、またまた残念ですが、しかたがありませんね。
3月になったら来てみましょう。

 

まあ和菓子ではなく「こげめし」だけでしたら
ネットでも買うことができるようですが。

 

新しいお店の場所は、いままで「松月」があった
ところのすぐ近くで、1分と離れていない場所です。

 

今はグーグルマップにも以前のお店の場所しか出て
いないようですし、「松月」はお店のサイトもない
ようですので、簡単な地図(?)を書いてみましょう。

 

(話は違いますが、グーグルマップに『松月』は
今までのお店しかでていませんが、『赤プリ』は
もう表記されておらず、かといって『東京ガーデン
テラス紀尾井町』もまだ載っていません。
事実に即するように、度々書き換えをして
いるようですね。
『東京ガーデンテラス紀尾井町』が書き込まれる
のはいつ頃でしょう?)

 

余分なおしゃべりはここまでで
「松月」の地図に戻ります。

 

今迄の「松月」のお店の2軒先を、右に曲がって
ちょっと行った所、現在のお店の左上の「」の
あるあたりです。
すぐわかりますので、御心配なく。

 

 

←赤坂駅
      ★
赤坂サカス   「松月」 「うまや」   「しろたえ」
________________________

////////////// 一 ツ 木 通 り   ///////////////
________________________

「相模屋」               赤坂見附駅→

 

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「見附」とは見つけるところ? 赤坂見附跡(赤坂門)

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160201akasakamituke

 

 

現在の進捗状況

前回、御紹介しましたように今年の7月に
「旧李王家東京邸」が「赤坂プリンス
クラシックハウス」と名前を変え、レストラン
・結婚式会場として生まれ変わります。

 

先月、1月9日に建物の前を通りましたが
今はどのようになっているのでしょう。

 

 

160201riouketokyotei「赤坂プリンス  クラシックハウス」
オープンに向けて改装中の2016年2月1日

 

 

2016年2月1日現在では、このような感じでした。

 

こうしてみますと工事用具は積んでありますし
壁面にはなんやらシートのようなものがかかって
いたりと、まだまだという感じもします。

 

でも、これから最後の数ヶ月で
一気に美しく仕上がるのでしょう。

 

写真で、「旧李王家東京邸」の建物の左上に
見えるのは、これは以前御紹介した東京ガーデン
テラス紀尾井町の中のオフィス・ホテル棟。

 

下の写真の左側にある建物です。
その右の少し小ぶりの建設中の建物は住宅棟。

 

 

150717akapuriato工事中の「東京ガーデンテラス紀尾井町」
2015年11月

 

 

 

東京ガーデンテラス紀尾井町の隣りにある標識

では次に下の写真を御覧いただきましょう。
左に写っているのが東京ガーデンテラス紀尾井町の
オフィス・ホテル棟で、その隣りが住宅棟ですね。

 

それらが建っている敷地の終わりは石垣に
なっていますが、これは江戸城の石垣。

 

 

160201mituke手前が「赤坂見附跡」標識

 

 

その手前に見えるのは赤坂見附の標識です。
この道は「富士見坂」あるいは「水坂」といい
住所は港区赤坂ではなく、千代田区の永田町、
平河町、紀尾井町となります。

 

標識をアップしてみましょう。

 

 

160201akasakamituke「赤坂見附跡」の標識

 

 

 

「三十六見附」

「見附」とは戦国末期に現れた防衛力を
向上するための枡形をした出入り口のこと。

 

城門の外側に枡形をしたスペースを作って
見張りのものが通行人を監視する場所です。

 

このようなかたちにしてありますと
万一攻撃をされても、またもう一つの
門があるので防衛上有利になります。

 

 

mituke枡形の見附(イラスト/
「大江戸歴史散歩を楽しむ会」)

 

 

多くの枡形は攻撃者が入って来た時に
容易に直進できないように、門は右か
左に作る構造になっていたそうです。

 

江戸城には外濠・外郭に25、内郭に
11の城門に見張り場所を置いてあり
あわせて三十六見附あったといわれています。

 

 

 

赤坂御門

赤坂見附のあった赤坂門は、
1636(寛永13)年に、筑前国福岡藩主の
黒田忠之が枡形石垣を作り、
1639(寛永16)年に、御門普請奉行の加藤正直、
小川安則によって門が作られたそうです。

 

赤坂門は、江戸城から赤坂方面への出入り口
ではありますが、これらの門を使用する大名は
家格によって異なっていたようで、赤坂門は
旗本3千石から1万石までの通用門でした。

 

 

akasakamon「赤坂門」「赤坂見附」付近の江戸時代の地図
(地図/「同上」)

 

 

 

明治時代以降、撤去される

次の地図の真ん中より少し右当たりに四角く
見えるのが赤坂見附、赤坂門で黄色に見える
道から先は、現在では青山通り、国道246号線。
この赤坂門は明治時代以降に撤去されました。

 

石垣も大部分が撤去されましたが、1991(平成3)年
に帝都高速度交通営団による地下鉄7号線建設工事に
伴う発掘調査により地中にある石垣が発見されました。

 

現在の石垣の下に、その時に発掘された石垣が
現状保存されているそうです。

 

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