「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!
今年の1月に「Apple サポート」からと名乗る
詐欺メールを御紹介しましたが、その後
新たな詐欺メールがくること、くること……。
そこで今回は、
「Apple サポート」ニセメールコレクション
を御紹介しましょう。
でもその前に、簡単におさらい。
本物の「Appleサポート」からのメール
1 Apple ID に関するメールのアドレスは、
* 「appleid@id.apple.com」
2 Apple ID に関するメールの本文が
* 「お客様各位」や「親愛なる」で始まることは
* なく、Apple ID および「請求書住所」として
* 登録している本名(フルネーム)が記載される
3 Apple ID アカウントページのリンクに
* カーソルを重ねると、表示されるURLは、
* 「https://appleid.apple.com/」になる
というような感じです。
では早速、ニセ詐欺メールを見てみましょう。
「Apple サポート」からと名乗るニセメール
ニセメール その1
件名
______________________
【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、
一時的にロックされています。
______________________
送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________
差し出しアドレスだけでも偽メール決定
ですが、登録している名前(フルネーム)
もなく、「ケースID」という、15,6桁もある
ID番号をそれっぽく記載しています。
またこちらは、アップル東京の住所
東京都港区六本木の住所も書いて
ありませんね。
ニセメール その2
件名
______________________
ご利用の Apple ID に新しい支払いを
設定いただきありがとうございます。
______________________
送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________
差し出しアドレスは、その1と同じ
ですが、六本木の住所は記載してあります。
登録している名前(フルネーム)はなし。
それに何より私は「新しい支払いの設定」を
していませんし、というかだからこそ、そんな
設定はしていない、と急いでサイトを訪れて
くれるのを期待しているのでしょう。
ニセメール その3
件名
______________________
対処が必要です。
請求先のApple IDを確認する必要があります。
______________________
送信元アドレス
______________________
「postmaster@tempix-03.com」
______________________
こちらの送信元のメールアドレスは
すぐには見れないようになって
いましたが、無理やり見ました。
住所は、日本の六本木ではなく
アメリカ本社を記載しているようです。
「カリフォルニア州クパチーノ市
アップル・パーク・ウェイ1番地
(アップル・パーク)」
そして、「お客様各位」となっていて
登録している名前(フルネーム)もなし。
ロゴや写真がそれっぽく配置されて
いて、「対処が必要です」と半ば
脅しパターン。
ニセメール その4
件名
______________________
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
______________________
送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________
登録している名前(フルネーム)が
なく、Appleの住所の記載もなし。
(追記:2019年8月9日 ピンク色の部分
今日、新たに来た詐欺メールは、ロゴ、変な
日本語も含め一字一句、全部同じ内容でしたが
Appleの六本木の住所が記載されていました。
ということは「改善?」しようとしている
わけですが、それならなぜ日本語を直さない
のでしょうね?)
ただ、冒頭の、
「このメールは信頼できる送信者
*から送信されたものです。
*このメールアドレスは、アップル
*アカウントとして登録されています。」
というのがスゴイですね。
信頼できる送信者、って自分で言って
いるだけの自己申告なんですから。
ニセメール その5
件名
______________________
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
______________________
送信元アドレス
______________________
「digital-news@asahi.com」
______________________
登録している名前(フルネーム)の
記載がありません。
また住所は、日本でもアメリカ本社でも
なく、欧州本社、アイルランド南部の
コーク市郊外のものを記載しているよう。
そしてメールも「 Zendesk」という
サービスを使っているようです。
何しろ日本語がヘンです。
ニセメール その6
件名
______________________
【アカウントが必要です】 【ステートメントアラート】
あなたのAppleIDは、あなたのアカウントからの
異常な活動を検出したためロックされました。
【ケース-ID#BMB460】
______________________
送信元アドレス
______________________
「mag@zozo.jp」
______________________
本物らしさを醸し出そうと必死なのか
件名がやたら長いですね。
まず最初の宛名「親愛なる〇〇様」ですが、
そもそも「親愛なる」でくるメールは偽メール
決定なのですが、その上これは「親愛な」で
「る」が抜けているというお粗末さ。
文章に入って一行目の、
「セキュリティ上の理由でApple IDが
ロックされています。からのログインを検出
しました iPad Pro あなたのアカウントから
の端末と異常な活動。」
と、もうもう文章がヨロヨロで、
気の毒になってしまうほどのひどさです。
ニセメール その7
件名
______________________
【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、
一時的にロックされています。
______________________
送信元アドレス
______________________
「no-reply@accounts.google.com」
______________________
こちらも日本語が悲惨です。
「このメッセージは、お使いのApple ID ことを
通知することです。」
「あなたの身元今日たり、アカウントが原因
アップルコミュニティのセキュリティと整合性
のために我々が持っている概念に無効化され
ます確認してください。」
「なぜあなたはこのメールを受け取りました。」
現時点では、日本語悲惨度No.1でしょうか?
って、そっちじゃない!!
でも、このくらい日本語がひどいと
明らかなニセメールとわかるため、
かえって親切かもしれませんね。
ニセメール その8
件名
______________________
【重要】ご利用の Apple IDがロックされています
______________________
送信元アドレス
______________________
「info@jp-support3.info」
______________________
* セキュリティ上の理由により、ご利用の
* Apple IDがロックされています。
* この度、お客様のAPPLE ID登録が第三者に
* よって不正にログインされたことがある為、
* セキュリティ保護の観点から緊急の措置として
* ご利用の AppleIDがロックされています。
* AppleIDのロック解除は下記ページにで
* ご利用下さい
* http://www.apple-detect.com/
* 不明な点がある場合は、Apple サポート へ
* ご連絡ください。
* http://www.apple-detect.com/
* 今后ともよろしくお愿いいたします。
* Apple サポート
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メールアドレスに、「Apple」が入って
いたりという紛らわしいものではなく、
スパッと偽メールと断定できる
「初級の上」位?、という詐欺メールでした。
見た感じも、上記の詐欺メールより作りが
イマイチでしたので、スクリーンショット
にもせず単に、コピペにしました。
また、ロック解除として記されているURLを
クリックせずに検索してみましたら
こんなものが出ました。
これは私が使っている Google Chrome に備わる
不正サイト検出する仕組みによるものです。
最後の方の「Appleサポート」の上の行の
文字が「今後とも」ではなく
「今后とも」になっていますし、
一番下の住所が、「東京都」
ではなく、「东京都」ですね。
*
今日はここまで……
まだあるのですが、一応今回はこのくらいで
やめておきましょう。
もっと、来るかなぁ……