アメリカで「ビスケット」と呼ぶのは、日本の「スコーン」のこと スコーン「NYCB」 → 2017年9月4日 閉店

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スコットランド生まれのスコーン

スコーン(scone)はスコットランド
で生まれたパンです。

 

中世オランダ語の「schoonbrood
(スコーンブロート)」からきている
名前だそうで、意味は「白いパン」。

 

粗挽きの大麦粉を使って作った
「バノック(bannock)」というお菓子が
もととなってできたそうです。

 

冒頭の写真は、赤坂サカスのある赤坂通にある
「NYCB(ニューヨークシティベーカリー)」
の「スコーン」。(赤坂6丁目4−20 03-3503-3456)

 

その他には、「成城石井」アークヒルズ店
「チョコとくるみのスコーン」(赤坂1丁目12-32
森アークヒルズ1階 03-5575-2010)や、

 

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東京ミッドタウン「ディーン&デルーカ」
「メイプルスコーン」(赤坂9丁目7-4
東京ミッドタウン地下1階 03-5413-3580)
を御紹介しましたね。

 

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アメリカではビスケット

と、赤坂で手に入れたスコーンを御覧いただき
ましたが、それでは、この写真に写っている
ものは何だと思いますか?

 

kfc

 

そばにある紙コップに「KFC」とありますので
おわかりになるかもしれませんが、これはケンタッキー
フライドチキンのモーニングセットだそうです。

 

コーヒーの右にあるスコーンのようなものは
「ビスケット」という名前です。

 

アメリカでは、日本で「スコーン」と呼んで
いるものは「ビスケット」というそうです。
もっとも北米では、「スコーン」というようですが。

 

北米のスコーンは、チョコレートやドライフルーツ
が入っているものが普通ということですので
今日の「成城石井」や、「ディーン&デルーカ」
のようなスコーンですね。

 

 

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スコーンの日本、英国、アメリカでの呼び方

でも、日本で「スコーン」と呼んでいるものを
アメリカで「ビスケット」というのならば
日本人が「ビスケット」と呼んでいるものは
何というのでしょうか?

 

これは以前、御紹介しましたが(「クッキー
という言葉を日本で
初めて使ったのは泉屋」)、
アメリカでは、日本人が「ビスケット」や「クッキー」
と呼んでいるお菓子は、全て「クッキー」というそう。

 

アメリカに渡ってきたオランダ人が「クオキエ」
というお菓子を作って売ったものが大人気となり
アメリカ全土に広まったということでした。

 

クッキーの語源は、オランダ語の
「クオキエ(koekjeまたは略式のkoekie)」。
意味は、小さなお菓子。

 

まとめてみますと、こんな感じでしょうか。

 

 

日本で    クッキー・ビスケットと呼ぶもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イギリス      ビスケット
アメリカ        クッキー

 

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☆日本でのクッキーとビスケット
の違いについては  →  こちら

 

 

 

日本で      スコーンと呼ぶもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イギリス        スコーン
アメリカ      ビスケット

 

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追記:2017年10月30日

「NYCB」は、残念ながら2017年9月4日に
閉店してしまいました。

 

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しらおり、栗ぽてと 赤坂「雪華堂」

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創業明治12年の「雪華堂」

赤坂見附駅から歩いてもすぐ、ほんの102メートルの
場所にある赤坂「雪華堂」の創業は1879(明治12)年。
(港区赤坂3-10-6 03-3585-6933)

 

赤坂「雪華堂」といえば
なんといっても甘なっとうですね。

 

豆と水飴、お砂糖のみを使用して5日間の時間をかけて
丁寧に作られる甘なっとうの種類は10種類ほど。

 

自然の中の美しいものを並べた「雪月花」の二つ
までも入っている赤坂「雪華堂」の店名は、甘納豆
にかけられたお砂糖がうっすらと結晶化した様を
雪に見立てての命名かと思っていたのですが……。

 

 

amanattorakkaseiらっかせいの甘納豆(写真/赤坂「雪華堂」)

 

 

 

「雪華堂」の名前の由来

ところがこの当て推量、全然、違うそうです!
ごめんなさい。

 

「徳川公より『雪の華のようだ』と
お誉めいただきました

金平糖に始まり、しっとりとした風合いの
甘納豆の製法を開発し、ひたすら豆の持ち味を
活かしきることに心を注いでまいりました。」

 

と「雪華堂」のサイトにありますように
甘納豆ではなく、金平糖が「雪の華のよう」
ということでの命名だったようですね。

 

 

151115hokkorisekkadoしらおり(ほっこり芋栗合戦)
赤坂「雪華堂」

 

 

 

季節のお菓子「しらおり(ほっこり芋栗合戦)」

今日、御紹介するお菓子は「しらおり」には
季節によって様々なものがあるそうです。

 

今日の「しらおり」は
「ほっこり芋栗合戦」の名前の通りお芋と栗。

 

原材料は
砂糖、小麦粉、芋、大豆、トレハロース、
ショートニング、栗、バター、還元水飴、
寒天、塩、乳化剤、Dソルビトール、洋酒、
香料、着色料、膨張剤、クチナシ色素。

 

名前も外見も和風ですが、原材料を見て頂くと
おわかりのように、バターなどが入っていますので
洋菓子風な味わいでもあります。

 

 

151115tokyotowerhokkori赤坂「雪華堂」のしらおり(ほっこり芋栗合戦)
を半分に切った断面

 

 

間に挟んであるのはお芋の餡で、
上下には小さく切った栗が散らしてあります。

 

現在、お店で販売しているのは柚子「しらおり」
のようで、そちらの餡の色は緑色でした。

 

 

 

通年菓子「栗ぽてと」

もう一点は、こちらも季節がらお芋を
使用した「栗ぽてと」、と思いましたら
こちらは一年を通してあるお菓子だそう。

 

 

151115kuripoteto栗ぽてと 赤坂「雪華堂」

 

 

原材料は、
さつまいも、砂糖、栗、バター、還元水飴、粉乳、
洋酒、膨張剤、香料、酸化防止剤(V.C)。

 

こちらも純和菓子というよりは
モダンな和菓子、とでもいいたいような
軽いおいしいお菓子でした。

 

以前、この味に似ているものを頂いた記憶が
あるのですが、何だったでしょうか……。

 

 

151115sekkadohokkoriしらおり(ほっこり芋栗合戦)
赤坂「雪華堂」

 

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