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「ソル・レオーネ」のひよこ豆
ソル・レオーネの紹介は今日で2度目ですね。
1回目はレッドキドニービンズ(「イタリア食材を
日本人向けに加工した『ソル・レオーネ』」)
でしたが、今日は「ひよこ豆」です。
その時にレッドキドニービンズを使って
サラダにしたものがこちら。
「ひよこ豆」
レッドキドニービンズは、これぞお豆という
豆々した(?)形ですが、「ひよこ豆」は鳥の
口くちばしのような突起を持っているお豆です。
この「ひよこ豆」、エンドウのように、サヤの中
に一列に(●●●●)と入っているのではなく、
1つの豆は1つのサヤ(●)に入っているそう。
なっている様子がこちらですが
とっても可愛い形ですね。
「ひよこ豆」の名前の由来?
先ほど、「ひよこ豆」は鳥のくちばしの
ような突起を持った豆と書きましたし、
豆専門店のサイトにも
「『ひよこ豆』はひよこに似ているので
『ひよこ豆』と名づけられた」
とも書いてあります。
英名は、「ひよこ」を意味する「chick」に、
「エンドウ豆」やエンドウ豆に似ている
丸い豆を意味する「pea」をつけた
「chick + pea =chickpea(チックピー)」。
中国では「鶏児豆」。
こちらの読み方はわかりませんが
全く同じ意味ですね。
これらのように一般的には「ひよこに似た
豆の形が名前の由来」と認識されてしまって
いるようですが、本当は違うそうです。
本当は、ラテン語「cicer」
→フランス語「pois chiche」
→英語「chickpea」
本当は、ひよこ豆のラテン語「cicer」を語源
とするフランス語の「pois chiche」
(poisは英語のpeaと同じ意味のフランス語)が、
英語では転訛したか、あるいは勘違いからか
「chickpea」となったとのことです。
(参照「豆類協会」)
「cicer」→「pois chiche」→「chickpea」
そして日本名も、これを直訳したものです。
ひよこの形に似ているからというのは
後からつけた理由だそうですよ。
なお、「ひよこ豆」はスペインでは
「ガルバンゾ(garbanzo)」と呼ばれています。
日本の「ひよこ豆」は、メキシコから輸入した
ものが多いこともあって「ガルバンゾ
(garbanzo)」の英語読みである「ガルバンゾー」
という呼び方が一般化しつつあります。
「ひよこ豆」の大型種「カプリ」
「ひよこ豆」には豆の大きさによって
2種類に分けられます。
直径10〜13ミリほどの、表皮の色が肌色の
大粒種は「カプリ(Kaburi)」。
「ひよこ豆」の小型種「デシ」
それより少し小ぶりの7〜10ミリ程度の
濃褐色の小粒種は「デシ(Des)」と
いいますが、こちらは真っ白いお花ですね。
「ひよこ豆」の原産地は、ヒマラヤ西部を含む
西南アジア地域と推定されているそうです。
「栗豆」ともいいますが……
また、「ひよこ豆」は食感が栗に似ていることから
「栗豆」ともいわれているようです。
ですが別の、というより本当の「栗豆」という
別の豆もあるようですので、ややこしいですね。