羽二重餅はいつ出来たの? 柚子羽二重(和三盆)「笹屋伊織」

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羽二重餅

笹屋伊織の柚子羽二重。
感想は書かないことにします。
と言いますと、ここで終わってしまい
ますので
「羽二重餅」のことを少し……。

 

「羽二重餅」という名前は
絹織物の羽二重からきたものです。

 

平織りの絹織物がもつ、やわらかな肌触り、
品のよい光沢をお菓子にうつしとったもの。

 

 

笹屋伊織の「桜しぐれ」

 

 

 

「1847年創業の『錦梅堂』が献上したお菓子」説

「羽二重餅」は、福井県福井市の「錦梅堂
(きんばいどう)」という和菓子屋さんが
松平藩主に献上したお菓子だということです。

 

「錦梅堂」は創業1847年(弘化4年)
初代店主は紅谷伊三郎。

 

ちなみに1847年(弘化4年)は
黒船が来航(1852年)する6年前です。

 

こちらの「錦梅堂」、はホームページはない
ようでして、この松平藩主に献上云々は
「百選横丁」という福井の物産品を扱っている
ホームページにでていたものです。

 

 

「桜しぐれ」笹屋伊織

 

 

 

「明治から大正にかけて同時多発的に出来た」説

ですが一方、「村中甘泉堂」という
やはり「羽二重餅」を作っているお店の
ホームページでは別のことが書いてあります。

 

「羽二重餅」は明治時代から大正期にかけて
同時多発的にできたものだ、との記述です。

 

この「村中甘泉堂」の創業は、明治43年で
こちらも福井市にあるお店です。

 

 

130421sakurazeri赤坂Bizタワーの紀ノ国屋アントレ
で買った桜羽二重餅

 

 

 

「300年の歴史がある」説

また福井県吉田郡にある「マエダセイカ」
のホームページによりますと、

 

「300年の歴史のある北陸の銘菓
羽二重餅」と書いてあります。

 

「羽二重餅の古里」という名称で
工場などを見学できるような観光地
「羽二重餅発祥の家」があるということです。

 

 

「柚子羽二重(和三盆)」笹屋伊織

 

 

 

どれがホントかわかりませんが

……とまあいろいろでして。

 

「羽二重餅」がいつ頃から作られるように
なったのか、正確なことは私にはわかりません。

 

「羽二重餅」は羽二重織の盛んだった福井県で、
その美しい絹織物を彷彿とさせるなめらかな
光沢のあるお菓子が作られるようになった、
ということなのでしょう。

 

 

130421sakura

 

 

 

 米、砂糖、水飴だけで作る「羽二重餅」

この「羽二重餅」、原料といえば
「米」「砂糖」「水飴」
のたった三つで作り上げるそうです。

 

少ない原料で作るものほど、ある意味
ごまかしがきかないと思われます。

 

材料を吟味し、お米は基本的には
福井米を使います。

 

二番目にあげた「村中甘泉堂」のホームページの
写真が「羽二重餅」をとても上手に表現してある
ように思えましたのでここに載せてみましょう。

 

 

130530habutaemoti村中甘泉堂の羽二重餅

 

 

 

曲がった部分が何ともきれい

クルンと折り返されている
「羽二重餅」の柔らかな質感が
とてもよく感じられる写真ですね。

 

柔らかな質感と、絹を思わせる
肌理の整った美しい輝き。

 

もちろん、写真が上手という意味ではなく
「羽二重餅」がいかにも美味しそうに
写っているという意味ですよ。

 

私は「羽二重餅」について詳しいわけではありま
せんがなんとなく、このような「羽二重餅」が
本当の「羽二重餅」のように感じられます。

 

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ホワイトアスパラガスの美味しい茹で方

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ホワイトアスパラガス

普通によくある緑色のアスパラガスと、
このホワイトアスパラガス、私は最初
別の種類のものかと思っていました。

 

ですが違うようですね。
栽培方法が違うだけだそうです。

 

グリーンアスパラガスは芽が出て
きた時に、そのまま太陽の光に
当てて普通に育てたものです。

 

 

グリーンアスパラガス

 

 

それに対して「ホワイトアスパラガス」は
芽が出る前に、芽のまわりに土を盛って
太陽の光に当たらないように育てます。

 

「ホワイトアスパラガス」の方が
手間ひまがかかるので、それなりに
やわらかく、甘味もほんのりと感じます。

 

ですが、栄養面ではグリーン
アスパラガスより劣るそうです。
カロテンなども、グリーンアスパラガス
の方が多いということです。

 

 

グリーンアスパラガス

 

 

 

丁寧にゆでると一層美味しい

また「ホワイトアスパラガス」を美味しく
いただくためには、茹で方にもちょっと
手をかける必要があるそうです。

 

「ホワイトアスパラガスのおいしい茹で方
(札幌のイタリアン カプリカプリ)」
に教えて頂きました。

 

1 先ず皮をむくのですが、
根元の方から先に向かって向き、先の色が
変わっている部分の少し前まで剥きます。
根元は、1センチほどをカット。

 

2 大きなお鍋にお湯を沸かして、ホワイト
* アスパラガスの剥いた皮を入れます。
* これは皮にいい香り成分があるためです。

 

 

ホワイトアスパラガス

 

 
3 次にレモン汁を加えます。
 これはホワイトアスパラガスの
 白がより美しくし上がるようにです。

 

4 皮を入れて2分後、火を中火に弱め
 ホワイトアスパラガスを根元から入れます。
 束にして10数秒たったら手を離し
 3分から4分茹でます。

 

5 茹で上がったら取り出しますが
 水洗いは風味を損ねますのでしないで下さい。

 

 

130702howaitoasuparagasuホワイトアスパラガス

 

 

今回のホワイトアスパラガスは
もっと雑に茹でて頂いてしまいました。
ごめん、ホワイトアスパラガス……。

 

せっかく育ててもらったホワイト
アスパラガスですので次回は、丁寧に
お手本通りに挑戦してみようと思います。

 

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ショソン・オ・ポム「メゾンカイザー」東京ミッドタウン

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リンゴ入りの「ショソン  オ  ポム」

メゾンカイザー(MAISON KAYSER)の
「ショソン・オ ・ポム
(CHAUSSON AUX POMMES)」。

 

「ショソン・オ・ポム」とは
アップルパイのことですね。

 

フランス語で「ショソン」とは
室内履きの靴やスリッパの意味だそうです。
先端の部分に形が似ているからでしょうか。

 

 

 

 

楕円形の折り込みパイ生地を二つに折って
中に詰めものをした馬蹄型パイをショソンと呼びます。

 

中にりんごが入っていれば「ショソン・オ・ポム」。
フォアグラが中に入っているものを
「ショソン・オ・フォアグラ」といい、

 

ナシが中に入っているものは
「ショソン・オ・ポワール」と言うそうです。

 

 

 

 

 

表面の模様はいろいろ

この二つ折りにした「ショソン・オ・ポム」の
表面には、木の葉模様や、チェックなど
いろいろな模様をつけてあります。

 

以前、葉っぱの模様のついた「ショソン
・オ・ポム」を見たことがありますが
とっても可愛かったですよ。

 

ケーキ屋さんの「ショソン・オ・ポム」と
メゾンカイザーのようなパン屋さんの
「ショソン・オ・ポム」とは、作り方や
材料などが、わずかに違うのかもしれません。

 

 

「ショソン・オ・ポム」メゾンカイザー
東京ミッドタウン

 

 

メゾンカイザーの「ショソン・オ・ポム」
のように、気取らない気軽な感じも
また嬉しいです。

 

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